FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | | 関連ファイル | 関連項目 | 作者 | バグ
DHCLIENT(8)            FreeBSD システム管理者マニュアル            DHCLIENT(8)

名称
     dhclient -- 動的ホスト設定プロトコル (DHCP) のクライアント

書式
     dhclient [-bdqu] [-c file] [-l file] [-p file] interface

解説
     dhclient ユーティリティは、DHCP、BOOTP を使用するか、または、これらのプロ
     トコルが失敗するなら、静的にアドレスを割り当てることによって、ネットワー
     クインタフェースを設定する手段を提供します。

     dhclient が設定を試みるべきであるネットワークインタフェースの名前は、コマ
     ンドラインで指定しなければなりません。

     オプションは、次の通りです:

     -b       dhclient が直ちにバックグラウンドに移行するように強制します。

     -c file  設定ファイルのための代替の位置、file を指定します。

     -d       dhclient は、常にフォアグランドプロセスとして実行するように強制
              します。デフォルトで、dhclient は、インタフェースを設定するまで
              フォアグランドで実行し、次に、バックグラウンドで実行するようにな
              ります。

     -l file  リース (lease) ファイルのための代替の位置、file を指定します。

     -p file  PID ファイルのための代替の位置を指定します。デフォルトは、
              /var/run/dhclient/dhclient.interface.pid です。

     -q       dhclient は、起動時に、より冗長でないように強制します。

     -u       dhclient が、未知のオプションがそれらにある状態でリースを拒否す
              るように強制します。デフォルトの振る舞いは、そのようなリース申し
              出を受け付けることです。

     DHCP プロトコルによって、ホストは、1 つ以上のサブネットに割り当てられる
     IP アドレスのリストを保持する中央のサーバに接続することができます。DHCP
     クライアントは、このプールされたリストからアドレスを要求して、次に、ネッ
     トワークでの通信のための一時的な土台として使用します。また、DHCP プロトコ
     ルは、デフォルトルータの位置、ネームサーバの位置などのような、アタッチさ
     れたネットワークに関する重要な詳細をクライアントが知ることができるメカニ
     ズムに提供します。

     起動時に dhclient は、設定指示のための /etc/dhclient.conf を読み込みま
     す。それから、現在のシステムに設定されているすべてのネットワークインタ
     フェースのリストを取得します。次に、DHCP を用いて各インタフェースの設定を
     試みます。

     システムのリブートとサーバの再開にわたってリースを管理するために、
     dhclient は、/var/db/dhclient.leases.IFNAME ファイルに割り当てられたリー
     スのリストを保持します。IFNAME は、各インタフェースで 1 つの DHCP クライ
     アント (例えば、em0) のネットワークインタフェースを表します。起動時、
     dhclient.conf(5) ファイルを読み込んだ後に、dhclient は、それをどのような
     リースに割り当てるかに関するメモリをリフレッシュするためにリースファイル
     を読み込みます。

     古いリースでは、(一般的に初期のシステムブートプロセスの間に) dhclient が
     最初に呼び出されるとき、DHCP サーバが利用可能でない場合に備えて、ずっと保
     持されたままとされます。その場合には、まだ期限が切れていない
     dhclient.leases.IFNAME ファイルからの古いリースがテストされ、それらが有効
     であると判断されているなら、期限が切れるか、または DHCP サーバが利用可能
     になるまで、それらは、使用されます。

     DHCP サーバが存在しないネットワークに時々アクセスする必要があるモバイルホ
     ストは、そのネットワークでの固定のアドレスのためにリースで前もってロード
     されるかもしれません。DHCP サーバに接続すべての試みが失敗したとき、
     dhclient は、静的なリースを有効にしようと試み、成功するなら、再開されるま
     で、そのリースを使用します。

     また、モバイルホストは、DHCP が利用可能ではないが、BOOTP が利用可能であ
     る、いくつかのネットワークに移動することもできます。その場合には、ホスト
     が古いリースのリストを周期的に繰り返すよりむしろそのネットワークですぐに
     ブートすることができるように、ネットワーク管理者ととも BOOTP データベース
     のエントリの準備することは都合の良いことです。


     利用者は、カーネルに Berkeley Packet Filter (BPF) を設定しなければなりま
     せん。dhclient ユーティリティは、システムにアタッチされた各ブロードキャス
     トネットワークインタフェースのために、少なくとも 1 つの /dev/bpf* デバイ
     スを必要とします。詳しい情報については、bpf(4) を参照してください。

関連ファイル
     /etc/dhclient.conf              DHCP クライアント設定ファイル
     /var/db/dhclient.leases.IFNAME  獲得されたリースのデータベース

関連項目
     dhclient.conf(5), dhclient.leases(5), dhclient-script(8)

作者
     dhclient ユーティリティは、Ted Lemon <mellon@fugue.com> と Elliot Poger
     <elliot@poger.com> によって書かれました。

     現在の実装は、Henning Brauer <henning@openbsd.org> によって書き直されまし
     た。

バグ
     dhclient ユーティリティは、サンドボックスのメインプロセスに capsicum(4)
     を使用します。必要なカーネルサポートが利用可能でないなら、メインプロセス
     は、代わりに chroot(2) サンドボックスで実行することを試みます。プロセスが
     jail 化されるか、または、kern.chroot_allow_open_directories sysctl が 0
     に設定されるなら、これは、失敗します。

FreeBSD 12.2                    August 4, 2018                    FreeBSD 12.2

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