日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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YP_MKDB(8) FreeBSD システム管理者マニュアル YP_MKDB(8)
名称
yp_mkdb -- NIS データベースを作成する
書式
yp_mkdb -c
yp_mkdb -u dbname
yp_mkdb [-c] [-b] [-s] [-f] [-i inputfile] [-o outputfile]
[-d domainname] [-m mastername] inputfile dbname
解説
yp_mkdb ユーティリティは、FreeBSD の NIS サーバで使用するための db(3) ス
タイルのデータベースを作成します。yp_mkdb ユーティリティは、inputfile か
らデータを読み込み、それを (ハッシュテーブル方法を使用している) db(3) 形
式で dbname に書き込みます。入力は、空白類によって区切られた ASCII データ
の 2 つのフィールドを記述している、'key data' (キーデータ) 形式であるべき
です。最初のフィールドは、キーであると仮定されて、ほかのすべては、データ
であると仮定されます。これらのデータベースは、通常、/var/yp/[domainname]
に格納されます、ここで domainname は、供給されている NIS ドメインの名前で
す。yp_mkdb ユーティリティは、通常 /var/yp/Makefile によって呼び出されま
す。また、yp_mkdb ユーティリティは、その内容を調査することができるよう
に、NIS データベースファイルをダンプするために使用することができます。セ
キュリティの理由のために、yp_mkdb が作成されるすべてのデータベースは、所
有者のためだけ (と、通常、所有者は、root です) によって読み込み可能で、書
き込み可能です。
次のオプションが、利用可能です:
-c yp_mkdb は、YPPROC_CLEAR 要求をローカルホストの ypserv(8) 送信し
ます。このシグナルは、あらゆるオープンしているデータベース記述子
をクローズして、そのデータベースのキャッシュをフラッシュするよう
にサーバに伝えます。単体で使用されているなら、このフラグは、サー
バをシグナルを送って、他に何も行いません。データベース作成コマン
ドの一部として使用されているなら、yp_mkdb は、新しいデータベース
が成功して作成された後にだけ、シグナルを送ります。
-b yp_mkdb は、YP_INTERDOMAIN のキーと空のデータフィールドで特別なエ
ントリをデータベースに追加します。このキーがマップに存在するな
ら、それは、ypserv(8) の `マッチ' 手続きの振る舞いをわずかに変更
します。(サーバが、供給されたキーと一致 (マッチ) しているレコード
を見つけることができなかったので) マッチ問い合わせが失敗し、
YP_INTERDOMAIN キーが、問合わされたマップに存在するなら、
ypserv(8) は、DNS 検索を再び使用してエントリと一致 (マッチ) しよ
うと試みます。この特別な振る舞いは、hosts マップにだけ適用するこ
とに注意してください。他のマップのための -b フラグを使用すること
は、効果がありません。
-s このフラグは、YP_SECURE のキーと空のデータフィールドで特別なエン
トリをデータベースに追加するために使用されます。このキーがマップ
に存在するなら、ypserv(8) は、その問い合わせのための予約された
ポートを使用していないあらゆるクライアントのマップへのアクセスを
拒否します。これは、特権があるアクセスにだけ制限されるべきであ
る、主に master.passwd マップのために使用されます。
-f このフラグは、``+'' または ``-'' 文字で始まる、ソースファイル入力
の行のフィルタリングをオンに切り替えるために使用されます。これら
の文字は、group, passwd と master.passwd マップのための特別な意味
があり、したがって、キーまたはデータの最初の文字としてそれらに現
れることを許可されるべきではありません。-f フラグが使用されるな
ら、yp_mkdb は、``+'' または ``-'' 文字で始まるあらゆるソース行を
拒否し、落とされた行を表示している警告メッセージを出力します。
-u dbname
NIS データベースをダンプ (または 'unwind') します。このオプション
は、既存の NIS データベースの内容を検査するために使用することがで
きます。
-i inputfile
NIS マップを生成するとき、YP_INPUT_FILE のキーでデータベースの特
別なエントリとして inputfile をエンコードします。
-o outputfile
NIS マップを生成するとき、YP_OUTPUT_FILE のキーでデータベースの特
別なエントリとして outputfile をエンコードします。
-d domainname
NIS マップを生成するとき、YP_DOMAIN_NAME のキーでデータベースの特
別なエントリとして domainname をエンコードします。
-m mastername
NIS マップを生成するとき、YP_MASTER_NAME のキーでデータベースの特
別なエントリとして mastername をエンコードします。データベースの
このエントリは、ドメインのための NIS マスタサーバの名前を決定する
ために様々な NIS ユーティリティによって頻繁に使用されます。デフォ
ルトで、yp_mkdb は、ローカルなホストが NIS マスタであると仮定しま
す。-m オプションは、このデフォルトを上書きするために使用されま
す。
関連ファイル
/var/yp/Makefile NIS データベースを構築するために yp_mkdb を呼び出す
Makefile
関連項目
db(3), ypserv(8)
作者
Bill Paul <wpaul@ctr.columbia.edu>
FreeBSD 11.2 March 12, 1996 FreeBSD 11.2