FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 解説 | 関連項目
PCAP-TSTAMP(7)                                                  PCAP-TSTAMP(7)



名称
       pcap-tstamp - libpcap のパケットのタイムスタンプ

解説
       トラフィックを捕らえるとき、各パケットは、着信してくるパケットのため
       に、パケットの到着の時間、と発信するパケットのために、パケットの転送時
       間で洗わされるタイムスタンプを与えられます。この時間は、到着または転送
       時間の近似です。それが、キャプチャが行なわれるホストで実行しているオペ
       レーティングシステムによって供給されるなら、それが、到着または転送され
       た時間を正確に表さないかもしれない、いくつかの理由があります:

              ネットワークのスタックがパケットを受信するとき、タイムスタンプが
              パケットに適用されるなら、ネットワークのスタックは、パケットのた
              めに割り込みが配信されるか、または、タイマイベントによって、ネッ
              トワークのデバイスドライバがパケットのためにポーリングするまで、
              パケットを見ないでしょう、タイムスタンプは、パケットが、ネット
              ワークのスタックの他のコードによっていくつかの処理が行なわれるま
              で、適用されないので、パケットの最後のビットがキャプチャデバイス
              によって受信されるとき、そしてネットワークのスタックがパケットを
              タイムスタンプするときの間に重要な遅延があるかもしれません。

              タイムスタンプを生成するために使用されたタイマは、低い解像度があ
              るかもしれず、例えば、それは、ホストのオペレーティングシステムの
              タイマの tick ごとに 1 度更新されたタイマであるかもしれず、ホス
              トのオペレーティングシステムのタイマは、数ミリ秒ごとに 1 度 tick
              します。

              高い解像度のタイマは、プロセッサのクロック速度に依存するレートで
              実行するカウンタを使用し、そのクロック速度は、時間をかけて上方ま
              たは下方に調整されます、タイマは、すべてのそれらの調整を保証する
              ことができません。

              ホストのオペレーティングシステムのクロックは、ホストが同期してい
              て、一時的に速度を落とすことまたはクロックの速度を上げること、ま
              たは単一の調整を行なうことによって行なわれる、時間の標準と一致し
              ている時間をかけて調整します。

              マルチコアまたはマルチプロセッサシステムの異なった CPU コアは、
              異なった速度で実行しているかもしれないか、またはすべて同期した時
              間カウンタがないので、異なったコアによってタイムスタンプされたパ
              ケットは、一貫性のあるタイムスタンプはありません。

       さらに、異なったコアによってタイムスタンプされたパケットは、1 つの順序
       でタイムスタンプされ、別の順序を読み込まれる libpcap のパケットのキュー
       に追加されるので、タイムスタンプは、単調に増加していません。

       いくつかのプラットフォームでいくつかのキャプチャデバイスは、パケットの
       ためのタイムスタンプを提供することができます。それらのタイムスタンプ
       は、通常高い解像度のタイムスタンプであり、パケットの最初のビットまたは
       最後のビットが到着するとき、通常パケットに適用され、したがって、タイム
       スタンプがホストのオペレーティングシステムによって提供されるより正確で
       す。しかしながら、それらのタイムスタンプは、ホストのオペレーティングシ
       ステムのクロックと同期されません、そのため、例えば、パケットのタイムス
       タンプは、そのパケットの到着によって引き起こされたホストのイベントのタ
       イムスタンプと一致しないかもしれません。

       ホストのキャプチャデバイスとソフトウェアに依存して、libpcap は、タイム
       スタンプの異なったタイプが使用されることを可能にします。
       pcap_list_tstamp_types(3) ルーチンは、pcap_create(3) によって作成される
       パケットキャプチャハンドルのために、提供されますが、pcap_activate(3) に
       よってまだ、活性化されず、そのハンドルのためのキャプチャデバイスによっ
       てサポートされたタイムスタンプのタイプのリストを提供します。リストは、
       空であるかもしれず、その場合に、タイムスタンプのタイプの選択は、その
       キャプチャデバイスのために提供されます。リストが空ではないなら、デバイ
       スで使用されますタイムスタンプのタイプを指定するために、pcap_create()
       呼び出しの後で、pcap_activate() 呼び出しの前に、pcap_set_tstamp_type(3)
       ルーチンを使用することができます。タイムスタンプのタイプは、ここでリス
       トされます。最初の値は、コードで使用する #define であり、2 番目の値は、
       pcap_tstamp_type_val_to_name(3) によって返された値であり、
       pcap_tstamp_type_name_to_val(3) によって受け付けられます。

            PCAP_TSTAMP_HOST - host
                 キャプチャが行なわれるホストから提供されたタイムスタンプ。こ
                 のタイムスタンプの精度は、不特定です。それは、ホストのオペ
                 レーティングシステムのクロックと同期するかもしれないか、また
                 は同期しないかもしれません。

            PCAP_TSTAMP_HOST_LOWPREC - host_lowprec
                 キャプチャが行なわれているホストによって提供されたタイムスタ
                 ンプ。これは、ホストのオペレーティングシステムのクロックと同
                 期する、低精度のタイムスタンプです。

            PCAP_TSTAMP_HOST_HIPREC - host_hiprec
                 キャプチャが行なわれているホストから提供されたタイムスタン
                 プ。これは、高精度のタイムスタンプです。それは、ホストのオペ
                 レーティングシステムのクロックと同期するかもしれないか、また
                 は同期しないかもしれません。PCAP_TSTAMP_HOST_LOWPREC より、
                 取って来ることは、高価であるかもしれません。

            PCAP_TSTAMP_ADAPTER - adapter
                 キャプチャが行なわれているネットワークアダプタによって提供さ
                 れたタイムスタンプ。これは、ホストのオペレーティングシステム
                 のクロックと同期する高精度のタイムスタンプです。

            PCAP_TSTAMP_ADAPTER_UNSYNCED - adapter_unsynced
                 キャプチャが行なわれているネットワークアダプタによって提供さ
                 れたタイムスタンプ。これは、高精度のタイムスタンプです。それ
                 は、ホストのオペレーティングシステムのクロックと同期しませ
                 ん。

       デフォルトで、savefile からライブの捕獲または読み込みを実行するとき、タ
       イムスタンプは、1970 年 1 月 1 日 00 時 00 分 00 秒 UTC 以来の秒として
       供給され、たとえ高い解像度のタイムスタンプがキャプチャデバイスまたは
       savefile から利用可能であっても、その秒の値以来のマイクロ秒。savefile
       を読み込むとき、ファイルのタイムスタンプが 1 マイクロ秒より高い解像度が
       あるなら、解像度の追加の数字は、破棄されます。

       pcap_set_tstamp_precision(3) ルーチンは、デバイスのために取得するタイム
       スタンプの解像度を指定するために、pcap_create() 呼び出しの後で、
       pcap_activate() 呼び出しの後で、使用することができます。ハードウェアま
       たはソフトウェアが、高い解像度のタイムスタンプを供給できないなら、
       pcap_set_tstamp_precision() 呼び出しは、失敗し、pcap_activate() 呼び出
       しの後に供給されたタイムスタンプは、マイクロ秒の解像度があります。

       savefile をオープンするとき、pcap_open_offline_with_tstamp_precision(3)pcap_fopen_offline_with_tstamp_precision(3) ルーチンは、ファイルから
       読み込まれるタイムスタンプの解像度を指定するために使用することができま
       す。ファイルのタイムスタンプに低い解像度があるなら、タイムスタンプの
       fraction-of-a-second の部分は、指定された解像度で測量されます。

       pcap_get_tstamp_precision(3) ルーチンは、供給されるタイムスタンプの解像
       度を返します。パケットを捕らえるとき、これは、ハードウェアによって供給
       されたタイムスタンプの実際の精度または、オペレーティングシステムを反映
       しません、savefile を読み込むとき、これは、ファイルのタイムスタンプの実
       際の精度を示しません。

関連項目
       pcap(3)



                                 8 March 2015                   PCAP-TSTAMP(7)

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