FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 解説 | 関連項目
MODULI(5)           FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル           MODULI(5)

名称
     moduli -- Diffie-Hellman (ディフィー-ヘルマン) 係数

解説
     /etc/ssh/moduli ファイルは、Diffie-Hellman Group Exchange キー交換方法の
     sshd(8) によって使用するための素数とジェネレータを含んでいます。

     新しい係数は、ツーステップのプロセスを使用して、ssh-keygen(1) で生成され
     ます。ssh-keygen -G を使用する最初の候補生成 (candidate generation) パス
     は、有用となりそうな数値を計算します。ssh-keygen -T を使用する 2 番目の素
     数性テスト (primality testing) パスは、数値が、素数で、sshd(8) によって
     Diffie-Hellman 操作で使用するために安全である高度な保証を提供します。この
     moduli 形式は、各パスからの出力として使用されます。

     ファイルは、改行で分離されたレコード、係数毎に 1 つ、7 つの空白で分離され
     たフィールドを含んでいるものから成ります。これらのフィールドは、次の通り
     です:

           timestamp    係数が YYYYMMDDHHMMSS として最後に処理された時間。

           type         素数係数の内部構造を指定する 10 進数。サポートされるタ
                        イプは、次の通りです:

                        0     未知、テストされていません。
                        2     "安全な" 素数。(p-1)/2 も素数です。
                        4     Sophie Germain (ソフィージェルマン)。2p+1 も素数
                              です。

                        ssh-keygen(1) によって最初に生成された係数候補は、
                        Sophie Germain 素数 (タイプ 4) です。さらなる ssh-
                        keygen(1) での素数性テストは、sshd(8) で使用するの準備
                        ができている安全な素数係数 (タイプ 2) を生成します。他
                        のタイプは、OpenSSH で使用されていません。

           tests        数値が次の値のビットマスクとして表わされる対象となる素
                        数性テストのタイプを示す 10 進数:

                        0x00  テストされていません。
                        0x01  合成数 (composite number) - 素数でない。
                        0x02  エラトステネスのふるい (sieve of Eratosthenes)。
                        0x04  確率論的 Miller-Rabin (ミラー-ラビン) 素数性テス
                              ト。

                        ssh-keygen(1) 係数候補生成は、エラトステネスのふるい
                        (フラグ 0x02) を使用します。続く ssh-keygen(1) の素数
                        性テストは、Miller-Rabin テスト (フラグ 0x04) です。

           trials       係数で実行された素数性トライアル (primality trial) の
                        数を示す 10 進数。

           size         ビット単位の素数のサイズを示す 10 進数。

           generator    この係数 (16 進数) で使用される推奨されるジェネレー
                        タ。

           modulus      16 進数の係数自体。

     Diffie-Hellman Group Exchange を実行するとき、sshd(8) は、最初に、選択さ
     れた対称な暗号に十分なキーとするために Diffie-Hellman 出力を十分に生成す
     るために必要な係数のサイズを推定します。次に sshd(8) は、要求されたサイズ
     を最も良く満たす /etc/ssh/moduli からランダムに選択されます。

関連項目
     ssh-keygen(1), sshd(8)

     Diffie-Hellman Group Exchange for the Secure Shell (SSH) Transport Layer
     Protocol, RFC 4419, 2006.

FreeBSD 11.2                     July 19, 2012                    FreeBSD 11.2

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