日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
ISCSI(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル ISCSI(4)
名称
iscsi -- iSCSI イニシエータ
書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
設定ファイルに置きます:
device iscsi
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため
には、次の行を loader.conf(5) に置きます:
iscsi_load="YES"
解説
iscsi サブシステムは、iSCSI イニシエータ (開始プログラム) のカーネルの構
成部品を提供し、iSCSI プロトコルの完全機能フェーズ (Full Feature Phase)
を実装することに責任があります。イニシエータは、リモートのブロックデバイ
スへのローカルなアクセスを提供して、iSCSI ターゲットに接続する、iSCSI ク
ライアントです。ユーザランドの構成部品は、iscsid(8) によって提供され、
カーネルとユーザランドの両方は、iscsictl(8) を使用して設定されます。
SYSCTL 変数
次の変数は、sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方として利用可能です:
kern.iscsi.debug
iscsi ドライバのログメッセージのための冗長レベル。ログ記録を無効
にするために 0 に設定し、潜在的な問題に関する警告のために 1 に設
定します。より大きい値は、デバッグ出力を有効にします。デフォルト
は、1 です。
kern.iscsi.ping_timeout
NOP-Out PDU に応答するターゲットのためのウェート (待つ) する秒
数。その時間内に応答がないイベントで、セッションは、強制的に再開
されます。NOP-Out PDU を送信することを無効にするために、0 に設定
します。デフォルトは、5 です。
kern.iscsi.iscsid_timeout
セッションを確立するために iscsid(8) のためのウェート (待つ) する
秒数。その時間の後に、iscsi は、異常終了し、再試行します。デフォ
ルトは、60 です。
kern.iscsi.login_timeout
ログインの試みが成功するのを待つ秒数。その時間の後に、iscsi は、
異常終了し、再試行します。
kern.iscsi.maxtags
未解決の IO 要求の最大数。デフォルトは、60 です。
kern.iscsi.fail_on_disconnection
iSCSI 接続がネットワーク問題のための切断された後の振る舞いを制御
します。1 に設定されるとき、切断された接続によって、iSCSI デバイ
スノードは、破壊されます。再接続の後に、それらは、再び作成されま
す。デフォルトで、デバイスノードは、そのままにされます。接続が切
断されている間に、すべての入力/出力操作は、接続が再確立された後
に、再試行されるためにサスペンドされます。
関連項目
iser(4), iscsi.conf(5), iscsictl(8), iscsid(8)
歴史
iscsi サブシステムは、FreeBSD 10.0 ではじめて登場しました。
作者
iscsi サブシステムは、FreeBSD 財団の資金提供の下で Edward Tomasz
Napierala <trasz@FreeBSD.org> によって開発されました。
FreeBSD 13.2 May 28, 2017 FreeBSD 13.2