FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 非推奨の注意 | 解説 | ハードウェア | 診断 | 関連項目 | 歴史 | 作者
TL(4)              FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル              TL(4)

名称
     tl -- Texas Instruments ThunderLAN イーサネットデバイスドライバ

書式
     このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
     設定ファイルに置きます:

           device miibus
           device tl

     もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため
     には、次の行を loader.conf(5) に置きます:

           if_tl_load="YES"

非推奨の注意
     tl ドライバは、FreeBSD 13.0 以降に存在しません。詳細については、
     https://github.com/freebsd/fcp/blob/master/fcp-0101.md を参照してくださ
     い。

解説
     tl ドライバは、Texas Instruments ThunderLAN イーサネットコントローラチッ
     プに基づいた PCI イーサネットアダプタのサポートを行ないます。

     ThunderLAN コントローラには、最大 32 個の物理的なインタフェースデバイス
     (PHY) をサポートする標準の MII インタフェースがあります。また、それは、い
     くつかの 10Mbps のみのハードウェア設定で使用される、MII アドレス 31 で
     ハードワイヤードの組み込みの 10baseT PHY があります。100Mbps 設定で、
     National Semiconductor DP83840A または他の MII 規格の PHY は、ThunderLAN
     の MII バスにアタッチされます。DP83840A または同等物が利用可能であるな
     ら、ThunderLAN チップは、半二重または全二重のモードのいずれかで、100Mbps
     または 10Mbps のいずれかで動作することができます。また、ThunderLAN の組み
     込み PHY と DP83840A は、自動ネゴシエーションをサポートしています。

     tl ドライバは、次のメディアタイプをサポートします:

     autoselect            メディアタイプとオプションの自動選択を有効にしま
                           す。このオプションが自動ネゴシエーションをサポート
                           する PHY でのみ利用可能であることに注意してくださ
                           い。また、PHY は、次のメディアオプションを使用し
                           て、明示的に無効にされたそれらのモードを通知しませ
                           ん。

     10baseT/UTP           10Mbps オペレーションを設定します。

     100baseTX             100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設
                           定します。

     10base5/AUI           AUI/BNC インタフェース (組み込み PHY でのみ有用) を
                           有効にします。

     tl ドライバは、次のメディアオプションをサポートします:

     full-duplex           全二重オペレーションを強制的に設定します。

     half-duplex           半二重オペレーションを強制的に設定します。

     hw-loopback           ハードウェアループバックモードを有効にします。

     100baseTX メディアタイプは、PHY によってサポートされている場合のみ利用可
     能であることに注意してください。このデバイスの設定に関する詳細について
     は、ifconfig(8) を参照してください。

ハードウェア
     tl ドライバは、多くの Compaq PCI イーサネットアダプタを含む Texas Instru
     ments ThunderLAN ベースのイーサネットとファーストイーサネットアダプタをサ
     ポートします。また、次もサポートされます:

     •   Olicom OC-2135/2138 10/100 TX UTP adapter
     •   Olicom OC-2325/OC-2326 10/100 TX UTP adapter
     •   Racore 8148 10baseT/100baseTX/100baseFX adapter
     •   Racore 8165 10/100baseTX adapter

     また、tl ドライバは、次を含んで様々な Compaq Prosignia サーバと Compaq
     Deskpro デスクトップマシンの組み込みイーサネットアダプタをサポートします:

     •   Compaq Netelligent 10
     •   Compaq Netelligent 10 T PCI UTP/Coax
     •   Compaq Netelligent 10/100
     •   Compaq Netelligent 10/100 Dual-Port
     •   Compaq Netelligent 10/100 Proliant
     •   Compaq Netelligent 10/100 TX Embedded UTP
     •   Compaq Netelligent 10/100 TX UTP
     •   Compaq NetFlex 3P
     •   Compaq NetFlex 3P Integrated
     •   Compaq NetFlex 3P w/BNC

診断
     tl%d: couldn't map memory  致命的な初期化エラーが生じました。

     tl%d: couldn't map interrupt  致命的な初期化エラーが生じました。

     tl%d: device timeout  デバイスが、ネットワークに応答することを停止した
     か、またはネットワーク接続 (ケーブル) に関して問題があります。

     tl%d: no memory for rx list  ドライバが、受信リングのための mbuf の割り付
     けに失敗しました。

     tl%d: no memory for tx list  詰め物バッファを割り付けるか、またはクラスタ
     へ mbuf チェーンを折りたたむとき、ドライバが、送信リングのための mbuf の
     割り付けに失敗しました。

関連項目
     arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), ifconfig(8)

歴史
     tl デバイスドライバは、FreeBSD 2.2 ではじめて登場しました。

作者
     tl ドライバは、Bill Paul <wpaul@ctr.columbia.edu> によって書かれました。

FreeBSD 12.2                   October 24, 2018                   FreeBSD 12.2

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