日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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NUMA(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル NUMA(4) 名称 NUMA -- 均一でないメモリアクセス 書式 options MAXMEMDOM options NUMA 解説 均一でないメモリアクセスは、与えられたシステムのプロセッサ、メモリと IO デバイスの間の不均衡なコストを含むコンピュータアーキテクチャの設計です。 NUMA アーキテクチャにおいて、特有なメモリまたは IO デバイスににアクセスす る待ち時間は、メモリか、またはデバイスがアタッチされるプロセッサに依存し ます。プロセッサのためにローカルなメモリをアクセスすることは、他のプロ セッサの 1 つに接続しているアクセスメモリより速くなります。FreeBSD は、 NUMA-aware メモリ割り付けポリシを実装しています。デフォルトで、割り付けが 各ドメインに渡ってバランスされていることを保証することを試みます。ユーザ は、cpuset(1) を使用してデフォルトのドメイン選択ポリシを上書きすることが できます。 NUMA サポートは、NUMA NUMA オプションがカーネル設定ファイルで指定されると き、有効にされます。各プラットフォームは、サポートされた NUMA ドメインの 最大の数を指定する、MAXMEMDOM 定数を定義しています。この定数は、カーネル 設定ファイルで指定されます。vm.numa.disabled 調整変数を 1 に設定すること によってブート時間に、NUMA サポートを無効にすることができます。この調整変 数のための他の値は、現在、無視されます。 I/O デバイスへの均一でないアクセスがあるシステムは、ローカルな VM ドメイ ン識別子でそれらのデバイスをマークします。ドライバは、bus_get_domain(9) を呼び出すことによって、ローカルなドメイン情報を見つけ出すことができま す。 MIB 変数 NUMA の操作は、制御され、これらの sysctl(8) MIB 変数で情報を公開します: vm.ndomains 検出された VM ドメインの数。 vm.phys_locality お互いに各 VM ドメインの相対的なコストを示しているテーブル。10 の 値は、等しいコストを示します。-1 の値は、局所性のマップが利用可能 ではないか、または局所性の情報が利用可能ではないことを意味しま す。 vm.phys_segs VM ドメインによってグループ化にされた物理的なメモリのマップ。 実装に関する注 現在の NUMA 実装は、VM 集中的です。ハードウェア NUMA ドメインは、0 から始 まって、まばらでない VM ドメイン空間に連続してマップされます。したがっ て、VM ドメイン情報 (例えば、ドメイン識別子) は、必ずしもハードウェア特有 の情報で見つかるのと同じではありません。ポリシ情報は、struct スレッドと struct プロセスで利用可能です。 関連項目 cpuset(1), cpuset_getaffinity(2), cpuset_setaffinity(2), bus_get_domain(9) 歴史 NUMA は、fail-over から round-robin 割り付けで first-touch 割り付けとして FreeBSD 9.0 ではじめて登場し、設定可能ではありませんでした。次に、それ は、round-robin 割り付けポリシを実装するために、FreeBSD 10.0 で修正され、 また設定可能ではありませんでした。 numa_getaffinity(2) と numa_setaffinity(2) syscall と numactl(1) ツール は、FreeBSD 11.0 ではじめて登場し、FreeBSD 12.0 で削除されました。現在の 実装は、FreeBSD 12.0 で登場しました。 作者 このマニュアルページは、Adrian Chadd <adrian@FreeBSD.org> によって書かれ ました。 注 統計は、どのように NUMA 割り付けポリシが成功するか、または失敗するかを示 すために保持されません。 FreeBSD 12.2 October 22, 2018 FreeBSD 12.2