FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 解説 | モジュールタイプ | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
KLD(4)             FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル             KLD(4)

名称
     kld -- ダイナミックカーネルリンカ機能

解説
     LKM (Loadable Kernel Modules) 機能は、FreeBSD 3.0 で廃止予定で、上位の
     kld インタフェースを支持します。このインタフェースは、前のものと同じよう
     に、システム管理者が実行中のシステムから機能性をダイナミックに追加し取り
     除くことをできるようにします。また、この能力はソフトウェア開発者がそれら
     の変化をテストするために頻繁にリブートしないでカーネルの新しい部分を開発
     するのを支援します。

     様々なタイプのモジュールはシステムにロードできます。事前に定義された方法
     でシステムに追加することができる以下で記載されたいくつかの定義されたモ
     ジュールタイプがあります。さらに、モジュール自体がローディングとアンロー
     ディングを扱う、一般的なタイプがあります。

     FreeBSD システムは大規模にローダブルカーネルモジュールを使用して、ほとん
     どのファイルシステムのローダブルバージョン、NFS クライアントとサーバ、す
     べてのスクリーンセーバ、iBCS2 と Linux エミュレータを提供します。kld モ
     ジュールは、デフォルトでそれらに適合しているカーネルとともに /boot/kernel
     ディレクトリに置かれます。

     kld インタフェースは、kldload(8), kldunload(8)kldstat(8) プログラムを
     通じて使用されます。

     kldload(8) プログラムは、a.out(5) または ELF 形式のローダブルモジュールの
     いずれかをロードできます。他のどんなモジュールも与えられたモジュールに依
     存していないなら、kldunload(8) プログラムは、どんな与えられたローダブルモ
     ジュールもアンロードします。kldstat(8) プログラムは、現在システムにロード
     されているモジュールの状態をチェックするために使用されます。

     カーネルモジュールは、システムセキュリティレベル kern.securelevel が 1 未
     満である場合にだけロードされるかまたはアンロードされます。

モジュールタイプ
     デバイスドライバモジュール
     新しいブロックとキャラクタデバイスドライバは、kld でシステムにロードでき
     ます。ロードされたドライバのデバイスノードは、モジュールがロードされたと
     き、自動的に作成され、devfs(5) によってアンロードされるとき破壊されます。
     新しいデバイスがモジュールのローディングの結果として利用可能になるとき、
     利用者は実行するユーザランドプログラムを指定することができます。または既
     存のデバイスは、devd(8) を設定することによって、モジュールがアンロードさ
     れるとき、消えさります。

関連ファイル
     /boot/kernel               モジュールバイナリを含むディレクトリはまた、
                                ディレクトリに存在するカーネルのために構築され
                                ました。
     /usr/include/sys/module.h  kld モジュールをコンパイルするのに必要である定
                                義を含んでいるファイル
     /usr/share/examples/kld    サンプル kld モジュールを実装する手本のソース
                                コード

関連項目
     kldfind(2), kldfirstmod(2), kldload(2), kldnext(2), kldstat(2),
     kldunload(2), devfs(5), devd(8), kldload(8), kldstat(8), kldunload(8),
     sysctl(8)

歴史
     kld 機能は、FreeBSD 3.0 で登場し、lkm 機能の置き換えして設計されました。
     それは、SunOS 4.1.3 によって提供されたローダブルカーネルモジュール機能の
     機能性に似ています。

作者
     kld 機能は、最初に Doug Rabson <dfr@FreeBSD.org> によって実装されました。

バグ
     モジュール B が別のモジュール A に依存しているが、依存状態のモジュール A
     がコンパイルされていない場合、kldload(8) モジュール A がシステムに既に存
     在していても、モジュール B のロードに失敗します。

     複数のモジュールがモジュール A に依存していて、依存状態のモジュール A が
     コンパイルされている場合、kldload(8) は、いずれかのモジュールがロードされ
     ているとき、モジュール A のインスタンスをロードします。

     カスタムエントリポイントがモジュールに使用されて、モジュールが `ELF' バイ
     ナリとしてコンパイルされる場合、kldload(8) はエントリポイントの実行に失敗
     します。

     kldload(8) は、モジュールをロードする間に遭遇したあらゆるエラーに対して
     dmesg(8) を読み込むためにユーザに示します。

     システムの内部のインタフェースが変更されるとき、古いモジュールはしばしば
     これを検出することができません、そして、ロードされるときそのようなモ
     ジュールはしばしばクラッシュか不可解な失敗を引き起こします。

FreeBSD 12.2                   January 13, 2014                   FreeBSD 12.2

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索