日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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CC_NEWRENO(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル CC_NEWRENO(4) 名称 cc_newreno -- NewReno 輻輳制御アルゴリズム 書式 #include <netinet/cc/cc_newreno.h> 解説 NewReno 輻輳制御アルゴリズムは、TCP に対してデフォルトです。アルゴリズム に関する詳細を RFC5681 で見つけることができます。 ソケットオプション cc_newreno モジュールは、setsockopt(2) で設定されて、getsockopt(2) でテス トすることができる、TCP_CCALGOOPT (詳細については、tcp(4) と moc_cc(9) を 参照) の下で多くのソケットオプションをサポートしています。cc_newreno ソ ケットオプションは、<sys/netinet/cc/cc_newreno.h> で定義されている次の構 造体を使用します: struct cc_newreno_opts { int name; uint32_t val; } CC_NEWRENO_BETA パーセンテージとして指定された、増大するウィンドウの 減少ファクタは、次ごとに輻輳シグナルに応答する輻輳 ウィンドウに適用されます: cwnd = (cwnd * CC_NEWRENO_BETA) / 100。デフォルトは、50 です。 CC_NEWRENO_BETA_ECN パーセンテージとして指定された、増大するウィンドウの 減少ファクタは、次ごとに net.inet.tcp.cc.abe=1 のと き、ECN 輻輳シグナルに応答する輻輳ウィンドウに適用さ れます: cwnd = (cwnd * CC_NEWRENO_BETA_ECN) / 100。 デフォルトは、80 です。 MIB 変数 アルゴリズムは、sysctl(3) MIB の net.inet.tcp.cc.newreno ブランチのこれら の変数を公開しています: beta パーセンテージとして指定された、増大するウィンドウの減少ファク タは、次ごとに輻輳シグナルに応答する輻輳ウィンドウに適用されま す: cwnd = (cwnd * beta) / 100。デフォルトは、50 です。 beta_ecn パーセンテージとして指定された、増大するウィンドウの減少ファク タは、次ごとに net.inet.tcp.cc.abe=1 のとき、ECN 輻輳シグナルに 応答する輻輳ウィンドウに適用されます: cwnd = (cwnd * beta_ecn) / 100。デフォルトは、80 です。 関連項目 cc_chd(4), cc_cubic(4), cc_hd(4), cc_htcp(4), cc_vegas(4), mod_cc(4), tcp(4), mod_cc(9) Mark Allman, Vern Paxson, and Ethan Blanton, TCP Congestion Control, RFC 5681. Naeem Khademi, Michael Welzl, Grenville Armitage, and Gorry Fairhurst, TCP Alternative Backoff with ECN (ABE), RFC 8511. 謝辞 このソフトウェアの開発とテストは、Community Foundation Silicon Valley に おいて FreeBSD Foundation と Cisco University Research Program Fund から の助成金によって一部可能となりました。 歴史 cc_newreno 輻輳制御アルゴリズムは、FreeBSD 9.0 のモジューラ形式ではじめて 登場しました。 このモジュールは、Community Foundation Silicon Valley において Cisco Uni versity Research Program Fund からの助成金によって一部可能となった、 Advanced Internet Architectures、Melbourne、Australia のために Swinburne University of Technology の Centre において NewTCP 研究プロジェクトに従事 している間に、James Healy と Lawrence Stewart によって 2007 年に始めてリ リースされました。その他の詳細は、次で利用可能です: http://caia.swin.edu.au/urp/newtcp/ 作者 cc_newreno 輻輳制御モジュールは、James Healy <jimmy@deefa.com>, Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org> と David Hayes <david.hayes@ieee.org> に よって書かれました。 TCP ABE のサポートは、Tom Jones <tj@enoti.me> によって追加されました。 このマニュアルページは、Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org> によって 書かれました。 FreeBSD 12.2 August 6, 2019 FreeBSD 12.2