日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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MAC(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル MAC(3) 名称 mac -- MAC セキュリティ API への手引き ライブラリ 標準 C ライブラリ (libc, -lc) 書式 #include <sys/mac.h> カーネル設定ファイルで: options MAC 解説 強制的な Access Control ラベルは、自由なアクセス制御を無効にして、オペ レーティングシステムオブジェクトの機密性、整合性、と他のセキュリティ属性 について記述します。すべてのシステムオブジェクトが、MAC ラベリングをサ ポートするというわけではありません、そして、MAC ポリシは、管理者によって 明白に有効にされなければなりません。POSIX.1e に基づいて、この API は、検 索する、操作する、設定する、およびファイルとプロセスで MAC ラベルとテキス トの間を相互に変換するためにルーチンを含んでいます。 MAC ラベルは、MAC ポリシからセキュリティ属性を表す、1 組の (名前、値) か ら成ります。例えば、このラベルは、2 つのポリシによって定義されたセキュリ ティラベル、mac_biba(4) と mac_mls(4) を含んでいます: biba/low,mls/low さらに、MAC ラベルの構文と意味論は、maclabel(7) で見つけられます。 アプリケーションは、mac_t に格納されたラベルで動作しますが、使用するか、 または外部記憶装置へのプレゼンテーションの目的のために、この内部形式とテ キスト形式の相互に変換することができます。オブジェクトのラベルについて問 い合わせるとき、アプリケーションが問いただしたがっているどのポリシを宣言 するかを許可して、mac_t は、mac_prepare(3) で説明されたインタフェースを使 用して、最初に準備されなければなりません。また、アプリケーションの作者 は、mac.conf(5) に宣言されたデフォルトラベル名を当てにすることができま す。 mac_t で終了するとき、アプリケーションは、その記憶域を解消するために mac_free(3) を呼び出さなければなりません。 次の関数が定義されています: mac_is_present() この関数は、mac_is_present(3) で説明され、特有のポリシが設定され ているかどうかと同様に、アプリケーションが、MAC が設定されるかど うかテストできます。 mac_get_fd(), mac_get_file(), mac_get_link(), mac_get_peer() この関数は、mac_get(3) で説明され、ファイル記述子、ファイルとソ ケットのピアに関連している MAC ラベルを検索します。 mac_get_pid(), mac_get_proc() この関数は、mac_get(3) で説明され、プロセスに関連している MAC ラ ベルを検索します。 mac_set_fd(), mac_set_file(), mac_set_link() この関数は、mac_set(3) で説明され、ファイル記述子とファイルに関連 している MAC ラベルを設定します。 mac_set_proc() この関数は、mac_set(3) で説明され、現在のプロセスに関連している MAC ラベルを設定します。 mac_free() この関数は、mac_free(3) で説明され、作業用の MAC ラベル記憶域を解 放します。 mac_from_text() この関数は、mac_text(3) で説明され、テキスト形式の MAC ラベルを作 業用の MAC ラベル記憶域 mac_t に変換します。 mac_prepare(), mac_prepare_file_label(), mac_prepare_ifnet_label(), mac_prepare_process_label(), mac_prepare_type() この関数は、mac_prepare(3) で説明され、MAC ラベル操作のための作業 用記憶域を割り付けます。mac_prepare(3) は、呼び出し側で指定された ラベル名に基づくラベルを準備します。他の呼び出しは、mac.conf(5) で指定されたデフォルト設定を当てにします。 mac_to_text() この関数は、mac_text(3) で説明され、mac_t をテキスト形式の MAC ラ ベルに変換するために使用されます。 関連ファイル /etc/mac.conf mac.conf(5) で説明されている MAC ライブラリ設定ファイル。 ポリシ特有の知識なしで、システムオブジェクト上の MAC ラベ ルを承知しているアプリケーションのためのデフォルトの振る舞 いを提供します。 関連項目 mac_free(3), mac_get(3), mac_is_present(3), mac_prepare(3), mac_set(3), mac_text(3), posix1e(3), mac(4), mac.conf(5), mac(9) 規格 これらの API は、IEEE POSIX.1e 草稿 17 に記述されているように、大まかに POSIX.1e に記述された API に基づいています。しかしながら、POSIX API への これらの API の類似点は、POSIX API が柔軟性があり拡張可能なアクセス制御の ために要求されるいくつかの考えを表現することができなかったように、大まか なだけです。 歴史 Mandatory Access Control のサポートは、TrustedBSD Project の一部として FreeBSD 5.0 で導入されました。 FreeBSD 13.2 July 25, 2015 FreeBSD 13.2