FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格
FSEEK(3)               FreeBSD ライブラリ関数マニュアル               FSEEK(3)

名称
     fgetpos, fseek, fseeko, fsetpos, ftell, ftello, rewind -- ストリームを再
     位置付けする

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <stdio.h>

     int
     fseek(FILE *stream, long offset, int whence);

     long
     ftell(FILE *stream);

     void
     rewind(FILE *stream);

     int
     fgetpos(FILE * restrict stream, fpos_t * restrict pos);

     int
     fsetpos(FILE *stream, const fpos_t *pos);

     #include <sys/types.h>

     int
     fseeko(FILE *stream, off_t offset, int whence);

     off_t
     ftello(FILE *stream);

解説
     fseek() 関数は、stream によって指されるストリームに対してファイルの位置指
     示子を設定します。バイト単位に測定される新しい位置は、whence によって指定
     された位置に offset バイトを追加することによって得られます。whence が
     SEEK_SET, SEEK_CUR または SEEK_END に設定されるなら、オフセットは、それぞ
     れ、ファイルの最初、現在の位置指示子またはファイルの終りに相対的です。
     fseek() 関数への成功した呼び出しは、ストリームのためのファイルの終りの指
     示子をクリアし、同じストリームの ungetc(3)ungetwc(3) 関数のあらゆる効
     果を取り消します。

     ftell() 関数は、stream によって指されるストリームのためのファイル位置指示
     子現在の値を取得します。

     rewind() 関数は、stream によって指されるストリームのためにファイル位置指
     示子をファイルの先頭に設定します。これは、

           (void)fseek(stream, 0L, SEEK_SET)

     ストリームのためのエラー指示子もクリアされることを除いて、(clearerr(3) を
     参照) 上記と同等です。

     rewind() は、値を返さないので、エラーを検出したいアプリケーションは、
     errno をクリアして、次に rewind() を呼び出すべきです、errno が 0 でないな
     ら、エラーが起こったと推測します。

     fseeko() 関数は、long の代わりに off_t 引数を取ることを除いて、fseek(),
     と同一です。同様に、ftello() 関数は、それが off_t を返すことを除いて、
     ftell() と同一です。

     fgetpos() と fsetpos() 関数は、現在の位置が、pos によって指されたタイプ
     fpos_t の不透明な (サイズおよび形がわからない) オブジェクトに格納されるこ
     とを除いて、ftell() と fseek() と同様に、ファイルの現在の位置を検索して取
     り出し、設定するための代替のインタフェースです。これらの関数は、long int
     によって表すことをができるものより大きなオフセットにシークする移植性のあ
     る方法を提供しています。また、それらは、状態依存のエンコーディングでマル
     チバイト文字を含んでいるファイル内を容易にシークするために fpos_t オブ
     ジェクトの追加の状態情報を格納します。fpos_t には、伝統的に整数のタイプが
     ありますが、アプリケーションは、それが次であることを仮定することはできま
     せん。特に、それらは、このタイプのオブジェクトで演算を実行してはなりませ
     ん。

     ストリームが、ワイド文字のストリーム (fwide(3) を参照) であるなら、offsetwhence の組み合わせによって指定される位置は、マルチバイトのシーケンス
     の最初のバイトを含んでいなければなりません。

戻り値
     rewind() 関数は、値を返しません。

     関数 fgetpos(), fseek(), fseeko(), および fsetpos() は、処理が成功すると
     値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、グローバル変数 errno に
     エラーを示す値が設定されます。

     成功して完了すると、ftell() と ftello() は、現在のオフセットを返します。
     そうでなければ、-1 が返され、グローバル変数 errno は、エラーを示す値に設
     定されます。

エラー
     [EBADF]            stream 引数が、シーク可能なストリームではありません。

     [EINVAL]           whence 引数が、無効であるか、または、結果のファイル位
                        置指示子は、負の値に設定されます。

     [EOVERFLOW]        結果のファイルのオフセットは、fseeko() と ftello() の
                        ためのタイプ off_t または fseek() と ftell() のための
                        タイプ long のオブジェクトで正しく表すことができない値
                        となります。

     [ESPIPE]           基本的なストリームのファイル記述子は、パイプまたは
                        FIFO に関連するか、またはファイル位置指示子の値は、特
                        定されません (ungetc(3) を参照)。

     また、関数 fgetpos(), fseek(), fseeko(), fsetpos(), ftell(), ftello() と
     rewind() は、失敗し、ルーチン fflush(3), fstat(2), lseek(2)malloc(3)
     のために明記されたエラーのいずれかを errno を設定します。

関連項目
     lseek(2), clearerr(3), fwide(3), ungetc(3), ungetwc(3)

規格
     fgetpos(), fsetpos(), fseek(), ftell() と rewind() 関数は、ISO/IEC
     9899:1990 (``ISO C90'') に適合しています。

     fseeko() と ftello() 関数は、IEEE Std 1003.1-2001 (``POSIX.1'') に適合し
     ています。

FreeBSD 13.0                    March 19, 2004                    FreeBSD 13.0

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