FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格
STRTOL(3)              FreeBSD ライブラリ関数マニュアル              STRTOL(3)

名称
     strtol, strtoll, strtoimax, strtoq -- 文字列の値を long, long long,
     intmax_t または quad_t 整数に変換する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <stdlib.h>
     #include <limits.h>

     long
     strtol(const char * restrict nptr, char ** restrict endptr, int base);

     long long
     strtoll(const char * restrict nptr, char ** restrict endptr, int base);

     #include <inttypes.h>

     intmax_t
     strtoimax(const char * restrict nptr, char ** restrict endptr, int base);

     #include <sys/types.h>
     #include <stdlib.h>
     #include <limits.h>

     quad_t
     strtoq(const char *nptr, char **endptr, int base);

解説
     strtol() 関数は、nptr の文字列を long 値に変換します。strtoll() 関数は、
     nptr の文字列を long long 値に変換します。strtoimax() 関数は、nptr の文字
     列を intmax_t 値に変換します。strtoq() 関数は、nptr の文字列を quad_t 値
     に変換します。変換は、両端を含めて 2 から 36 まで、または特別な値 0 でな
     ければならない、与えられた base にしたがって行われます。

     文字列は、(isspace(3) によって決定されるような) 任意の量の空白類で始ま
     り、単一のオプション `+' または `-' 符号が続きます。base が 0 または 16
     であるなら、文字列は、``0x'' の接頭辞を含み、数値は、基数 16 で読み込まれ
     ます。そうでなければ、次の文字が `0' であり、その場合、8 (8 進数) として
     取られないなら、0 の base は、10 (10 進数) として取られます。

     文字列の残りは、与えられた基数で有効な数字でない最初の文字で停止して、明
     らかな方法で、long, long long, intmax_t または quad_t 値に変換されます。
     (10 以上の基数で、大文字または小文字のいずれかの文字 `A' は、10 を表し、
     `B' は、11 を表し、など、`Z' は、35 を表します。)

     endptr が NULL でないなら、strtol() は、最初の無効の文字のアドレスを
     *endptr に格納します。しかしながら、数字が全くなかったなら、strtol() は、
     nptr のオリジナルの値を *endptr に格納します。(したがって、返り時に、
     *nptr が `\0' ではないが、**endptr が `\0' であるなら、全体の文字列は、有
     効でした。)

戻り値
     strtol(), strtoll(), strtoimax() と strtoq() 関数は、値がアンダフローまた
     はオーバフローしないなら、変換の結果を返します。変換が実行できなかったな
     ら、0 が、返され、グローバル変数 errno は、EINVAL に設定されます (最後の
     機能は、すべてのプラットフォームに渡って移植性はありません)。オーバフロー
     またはアンダフローが起こるなら、errno は、ERANGE に設定され、関数の返り値
     は、次のテーブルにしたがって固定されます。

           関数           アンダフロー   オーバフロー
           strtol()       LONG_MIN       LONG_MAX
           strtoll()      LLONG_MIN      LLONG_MAX
           strtoimax()    INTMAX_MIN     INTMAX_MAX
           strtoq()       LLONG_MIN      LLONG_MAX

エラー
     [EINVAL]           base の値が、サポートされていないか、または、変換が、
                        実行できませんでした (最後の機能は、すべてのプラット
                        フォームに渡って移植性はありません)。

     [ERANGE]           与えられた文字列が、範囲外でした。変換された値は、固定
                        されました。

関連項目
     atof(3), atoi(3), atol(3), strtod(3), strtonum(3), strtoul(3), wcstol(3)

規格
     strtol() 関数は、ISO/IEC 9899:1990 (``ISO C90'') に適合しています。
     strtoll() と strtoimax() 関数は、ISO/IEC 9899:1999 (``ISO C99'') に適合し
     ています。BSD strtoq() 関数は、推奨されません。

FreeBSD 11.2                   November 28, 2001                  FreeBSD 11.2

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