FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | 使用例 | エラー | 関連項目
GELF_XLATETOF(3)       FreeBSD ライブラリ関数マニュアル       GELF_XLATETOF(3)

名称
     elf32_xlate, elf64_xlate, gelf_xlate -- ファイルとメモリの間のデータを変
     換する

ライブラリ
     ELF 解析ライブラリ (libelf, -lelf)

書式
     #include <libelf.h>

     Elf_Data *
     elf32_xlatetof(Elf_Data *dst, Elf_Data *src, unsigned int encode);

     Elf_Data *
     elf32_xlatetom(Elf_Data *dst, Elf_Data *src, unsigned int encode);

     Elf_Data *
     elf64_xlatetof(Elf_Data *dst, Elf_Data *src, unsigned int encode);

     Elf_Data *
     elf64_xlatetom(Elf_Data *dst, Elf_Data *src, unsigned int encode);

     #include <gelf.h>

     Elf_Data *
     gelf_xlatetof(Elf *elf, Elf_Data *dst, Elf_Data *src,
         unsigned int encode);

     Elf_Data *
     gelf_xlatetom(Elf *elf, Elf_Data *dst, Elf_Data *src,
         unsigned int encode);

解説
     これらの関数は、ELF データ構造のファイルとメモリ表現の間を変換します。ELF
     データ構造のメモリ内の表現は、ホストプロセッサによって決定されるバイト順
     序とデータ整列制限を確認します。同じデータ構造のファイル表現は、ネイティ
     ブでないのバイト順序を使用することができ、さらに、ファイルで異なって配置
     されるかもしれません。

     関数 elf32_xlatetom(), elf64_xlatetom() と gelf_xlatetom() は、データを
     ファイル表現からネイティブのメモリ内の表現に変換します。関数
     elf32_xlatetof(), elf64_xlatetof(), と gelf_xlatetof() は、データをメモリ
     内の表現からファイル表現に変換します。

     引数 src は、変換されるソース (コピー元) を記述する Elf_Data 記述子を示し
     ます。記述子の次の要素は、これらの関数を呼び出す前に設定される必要があり
     ます:

           d_buf   変換されるデータ領域の始まりを示す有効なポインタ値を設定し
                   ます。

           d_size  変換されるソースデータ領域のバイト単位の合計サイズを設定し
                   ます。

           d_type  変換されるソースデータのタイプを設定します。この値は、
                   Elf_Type 列挙型で定義された値の 1 つです。Elf_Type 列挙型
                   は、elf(3) で説明されています。

           d_version変換される ELF データ構造のバージョン番号を設定します。現
                   在のバージョン EV_CURRENT だけが、サポートされています。

     引数 dst は、送り先バッファについて記述します。Elf_Data 記述子の次の要素
     は、これらの関数を呼び出す前に設定される必要があります:

           d_buf   変換されたデータを保持する送り先バッファの始まりを示す有効
                   なポインタ値を設定します。この値は、インプレース (現場) 変
                   換が試みられ場合に、ソースバッファのものと同じであるかもし
                   れません。

           d_size  バイト単位の送り先バッファのサイズを設定します。この値は、
                   関数呼び出しが成功するなら、変更されます。

           d_version送り先の必要なバージョン番号を設定します。現在のバージョン
                   EV_CURRENT だけが、サポートされています。

     これらの変換ルーチンによって、ソースと送り先バッファは、送り先が変換され
     たデータを保持することができるくらい大きいなら、インプレース (現場) 変換
     が行われる場合に、一致することができます。ソースと送り先バッファ間の他の
     種類のオーバラップは、許可されません。

     変換が成功して終了のとき、dst 記述子の次のフィールドは、変更されるでしょ
     う:

           d_size  変換されたデータのバイト単位のサイズを設定します。

           d_type  ソースデータ記述子の d_type 値を設定します。

     引数 encode は、ファイルオブジェクトが表現されるエンコードを指定します。
     それは、次の 1 つでなければなりません:

           ELFDATANONE ファイルオブジェクトは、ライブラリのネイティブのバイト
                   順序を使用します。

           ELFDATA2LSBファイルオブジェクトは、リトルエンディアンの順序を使用し
                   ます。

           ELFDATA2MSBファイルオブジェクトは、ビッグエンディアンの順序を使用し
                   ます。

     関数 gelf_xlatetof() と gelf_xlatetom() は、引数 elf のクラスに基づく 32
     ビットまたは 64 ビットの適切な変換を選択します。

戻り値
     これらの関数は、成功するなら、引数 dst を返し、エラーの場合は、NULL を返
     します。

使用例
     しなければならないこと

エラー
     これらの関数は、次のエラーで失敗するかもしれません:

     [ELF_E_ARGUMENT]  引数の 1 つ src, dst または elf が NULL でした。

     [ELF_E_ARGUMENT]  引数 srcdst は等しかったです。

     [ELF_E_ARGUMENT]  必要なエンコードのパラメータは、ELFDATANONE,
                       ELFDATA2LSB または ELFDATA2MSB の 1 つではありませんで
                       した。

     [ELF_E_ARGUMENT]  引数 srcd_type フィールドに、サポートされていないタ
                       イプを指定しました。

     [ELF_E_DATA]      src 引数に、基本的なタイプの整数倍でなかったバッファサ
                       イズを指定しました。

     [ELF_E_DATA]      dst 引数に、小さ過ぎたバッファサイズを指定しました。

     [ELF_E_DATA]      引数 dst は、ソースバッファとオーバラップする送り先バッ
                       ファを指定しました。

     [ELF_E_DATA]      メモリへの変換のための送り先バッファが、基本的な ELF タ
                       イプに不適切な整列でした。

     [ELF_E_DATA]      ファイルに変換するためのソースバッファが、基本的な ELF
                       タイプに不適切な整列でした。

     [ELF_E_UNIMPL]    引数 dstsrc のバージョン番号が、同じではありません
                       でした。

     [ELF_E_UNIMPL]    引数 src が、現在サポートされていないタイプの変換を要求
                       しました。

     [ELF_E_VERSION]   引数 src に、サポートされていないバージョン番号を指定し
                       ました。

関連項目
     elf(3), elf_getdata(3), gelf(3)

FreeBSD 11.2                     July 24, 2006                    FreeBSD 11.2

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