FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)

日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索がコンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。

検索コマンド： man apropos whatis
コマンド／キーワード：
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目 | 規格

DBM(3)                 FreeBSD ライブラリ関数マニュアル                 DBM(3)

名称
     dbm_clearerr, dbm_close, dbm_delete, dbm_dirfno, dbm_error, dbm_fetch,
     dbm_firstkey, dbm_nextkey, dbm_open, dbm_store -- データベースアクセス関
     数

書式
     #include <fcntl.h>
     #include <ndbm.h>

     DBM *
     dbm_open(const char *base, int flags, mode_t mode);

     void
     dbm_close(DBM *db);

     int
     dbm_store(DBM *db, datum key, datum data, int flags);

     datum
     dbm_fetch(DBM *db, datum key);

     int
     dbm_delete(DBM *db, datum key);

     datum
     dbm_firstkey(DBM *db);

     datum
     dbm_nextkey(DBM *db);

     int
     dbm_error(DBM *db);

     int
     dbm_clearerr(DBM *db);

     int
     dbm_dirfno(DBM *db);

解説
     データベースアクセス関数です。これらの関数は、hash(3) データベースで
     dbopen(3) を使用して実装されます。

     datum は、<ndbm.h> で宣言されます。

     typedef struct {
             void *dptr;
             int dsize;
     } datum;

     dbm_open(base, flags, mode) 関数は、データベースをオープンするか作成しま
     す。base 引数は、データベースを含んでいるファイルの basename (接尾辞を除
     いた名前) です。実際のデータベースは、.db 接尾辞を持っています。すなわ
     ち、base が "/home/me/mystuff" である場合、実際のデータベースは、ファイル
     /home/me/mystuff.db です。flags と mode 引数は、open(2) に渡されます。
     (O_RDWR | O_CREAT) は、flags に対する典型的な値です。0660 は、mode に対す
     る典型的な値です。O_WRONLY は、flags として許可されません。dbm_open() に
     よって返されたポインタは、データベースを識別し、他の関数への db 引数で
     す。いくらかのエラーがあった場合、dbm_open() 関数は、NULL を返し、errno
     を設定します。

     dbm_close(db) 関数は、データベースをクローズします。

     dbm_store(db, key, data, flags) 関数は、データベースのエントリを挿入する
     か置換します。flags 引数は、DBM_INSERT あるいは DBM_REPLACE のいずれかで
     す。flags が DBM_INSERT で、データベースが、既に key へのエントリを含んで
     いる場合、そのエントリは、置換されません。そうでなければ、そのエントリ
     は、置換されるか挿入されます。dbm_store() 関数は、通常 0 を返しますが、エ
     ントリを挿入することができない場合 (flags が DBM_INSERT で key のエントリ
     が既に存在するので) 1 を返し、いくらかのエラーがあった場合、-1 を返し
     errno を設定します。

     dbm_fetch(db, key) 関数は、NULL を返すか、あるいは key に対応する data を
     返します。

     dbm_delete(db, key) 関数は、key のエントリを削除します。dbm_delete() 関数
     は、通常、0 を返し、なんらかのエラーがあったなら、errno を設定し、-1 を返
     します。

     dbm_firstkey(db) 関数は、データベース中の最初のキーを返します。
     dbm_nextkey(db) 関数は、続くのキーを返します。db_firstkey() 関数は、
     dbm_nextkey() の前に呼ばれなければなりません。キーが返される順序は、特定
     されていません、ランダムに現れます。すべてのキーが返された後、
     dbm_nextkey() 関数は、NULL を返します。

     dbm_error(db) 関数は、最近のエラーの errno 値を返します。dbm_clearerr(db)
     関数は、この値を 0 にリセットし、0 を返します。

     dbm_dirfno(db) 関数は、データベースのファイル記述子を返します。

関連項目
     open(2), dbopen(3), hash(3)

規格
     (dbm_dirfno() を除いて) これらの関数は、Version 2 of the Single UNIX
     Specification (``SUSv2'') に含まれています。

FreeBSD 11.2                     May 30, 2016                     FreeBSD 11.2

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