FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 作者
KENV(2)                FreeBSD システムコールマニュアル                KENV(2)

名称
     kenv -- カーネル環境変数

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <kenv.h>

     int
     kenv(int action, const char *name, char *value, int len);

解説
     kenv() システムコールは、カーネル環境変数を操作します。それは、カーネル環
     境のすべてのエントリをダンプする能力と同様に、よく知られているユーザラン
     ドの環境変数を取得、設定と設定解除のアクションをサポートしています。

     action 引数は、次の 1 つを指定できます:

     KENV_GET          与えられた name で変数の value を取得します。value バッ
                       ファのサイズは、切り捨てを避けて、ヌル文字での終了を保
                       証するために少なくとも KENV_MVALLEN + 1 バイトあるべき
                       であり、len によって与えられます。

     KENV_SET          変数を設定するか、または追加します。namevalue は、
                       それぞれ、KENV_MNAMELEN と KENV_MVALLEN 文字に制限され
                       ます (ヌル文字の終端子を含みません)。len 引数は、value
                       の長さを示し、ヌル文字の終端子を含まなければなりませ
                       ん。このオプションは、スーパユーザだけが利用可能です。

     KENV_UNSET        与えられた name で変数を設定解除します。valuelen 引
                       数は、無視されます。このオプションは、スーパユーザだけ
                       が利用可能です。

     KENV_DUMP         サイズが len で与えられる value に適合する動的なカーネ
                       ル環境と同じくらいダンプします。value が NULL であるな
                       ら、kenv() は、全体の環境変数をコピーするために必要なバ
                       イト数を返します。name は、無視されます。

     KENV_DUMP_LOADER  KENV_DUMP とまったく同じセマンティックスで loader(8) に
                       よって提供される静的環境をダンプします。この環境にもと
                       もと存在していた重複していて不正な変数は、カーネルに
                       よって廃棄され、出力には現れません。

     KENV_DUMP_STATIC  カーネルの config(5) によって定義された静的環境をダンプ
                       します。セマンティクスは、KENV_DUMP_LOADER と同じです。

戻り値
     kenv() システムコールは、KENV_SET と KENV_UNSET の場合に成功するなら、0
     を返し、KENV_DUMP と KENV_GET の場合に、コピーされたバイト数を value に返
     します。エラーが起こるなら、-1 の値が返され、グローバル変数 errno は、エ
     ラーを示す値に設定されます。

エラー
     kenv() システムコールは、次の場合に失敗します:

     [EINVAL]           action 引数は、有効なオプションではないか、または、
                        value の長さは、KENV_SET のために 1 未満です。

     [ENOENT]           値は、KENV_GET または KENV_UNSET のための name に対し
                        て見つけられませんでした。

     [ENOENT]           要求された環境は、KENV_DUMP_LOADER または
                        KENV_DUMP_STATIC について利用可能ではありません。カー
                        ネルは、デフォルトでこれらの環境を破壊するように設定さ
                        れています。

     [EPERM]            スーパユーザ以外のユーザが、カーネル環境変数を設定する
                        か、または設定解除することを試みました。

     [EFAULT]           ユーザ引数でコピーする試み、または (複数の) 値をコピー
                        する間に、不正なアドレスに遭遇しました。

     [ENAMETOOLONG]     name または value は、それぞれ KENV_MNAMELEN または
                        KENV_MVALLEN 文字より長いか、または、len は、KENV_SET
                        のためのヌル文字の終端子を含みませんでした。

関連項目
     kenv(1)

作者
     このマニュアルページは、Chad David <davidc@FreeBSD.org> によって書かれま
     した。

     kenv() システムコールは、Maxime Henrion <mux@FreeBSD.org> によって書かれ
     ました。

FreeBSD 13.2                     June 20, 2021                    FreeBSD 13.2

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