FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格 | 歴史 | バグ
GETLOGIN(2)            FreeBSD システムコールマニュアル            GETLOGIN(2)

名称
     getlogin, getlogin_r, setlogin -- ログイン名を取得/設定する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <unistd.h>

     char *
     getlogin(void);

     #include <sys/param.h>

     int
     getlogin_r(char *name, int len);

     int
     setlogin(const char *name);

解説
     getlogin() ルーチンは、以前に setlogin() によって設定されたように現在の
     セッションに関連したユーザのログイン名を返します。名前は、通常、セッショ
     ンが作成される時点で、ログインシェルに関連し、ログインシェルの子孫である
     すべてのプロセスによって継承されます。(例えば、su(1) が使用されるとき、た
     とえそれらのプロセスのいくつかが別のユーザ ID を仮定しても、これは、真で
     す)。

     getlogin_r() 関数は、呼び出し側が結果を保持する長さ len バイトあるバッ
     ファ name を提供しなければならないことを除いて、getlogin() と同じサービス
     を提供します。バッファは、少なくとも MAXLOGNAME バイトの長さがあるべきで
     す。

     setlogin() システムコールは、現在のセッションと関連したユーザのログイン名
     を name に設定します。このシステムコールは、スーパユーザに制限され、新し
     いセッションが指定されたユーザの代わりに作成されているときだけ、通常、使
     用されます (例えば、ログイン時、またはリモートシェルが起動されるとき)。

     注: セッションごとに 1 つのログイン名だけあります。

     その親プロセスのセッションからデタッチされることを保証するためにプロセス
     が適正な処置を取った後にのみ、setlogin() が、いつも呼び出されることを保証
     することは非常に重要です。setsid() システムコールを行うことは、これを行う
     唯一の方法です。daemon(3) 関数は、制御端末をデタッチし、バックグラウンド
     に fork するための理想的な方法である setsid() を呼び出します。

     特に、ioctl(ttyfd, TIOCNOTTY, ...) または setpgrp(...) を行うことは、十分
     ではありません。

     いったん親プロセスが setsid() システムコールを行うと、たとえそれがセッ
     ションリーダではなくても、次に setlogin() を行うために、そのプロセスのい
     くつかの子プロセスのために受け付けられますが、セッションの「すべての」プ
     ロセスが、親プロセスでさえ、同時にそれらのログイン名を変更することに注意
     してください。

     これは、継承している特権の伝統的な UNIX の振る舞いと同じではありません。

     setlogin() システムコールは、スーパユーザに制限されるので、(すべての他の
     特権を与えられたプログラムのように) プログラマは、セキュリティ違反を防止
     するために適正な警戒をすることが仮定されます。

戻り値
     getlogin() への呼び出しが成功するなら、静的なバッファのヌル文字で終了する
     文字列へのポインタを返し、名前が設定されていないなら、NULL を返します。
     getlogin_r() 関数は、成功するなら、0 を返し、失敗すると、エラー番号を返し
     ます。

     関数 setlogin() は、処理が成功すると値 0 を返します。そうでない場合、値
     -1 が返され、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。

エラー
     次のエラーは、これらの呼び出しによって返されます:

     [EFAULT]           name 引数が、無効のアドレスを与えました。

     [EINVAL]           name 引数が、長すぎた文字列を指しています。ログイン名
                        は、現在ヌル文字を含んで 17 である、(<sys/param.h> の)
                        MAXLOGNAME 文字に制限されています。

     [EPERM]            呼び出し側が、ログイン名を設定しようと試みましたが、
                        スーパユーザではなかった。

     [ERANGE]           バッファのサイズが、返される結果より小さい。

関連項目
     setsid(2), daemon(3)

規格
     getlogin() システムコールと getlogin_r() 関数は、ISO/IEC 9945-1:1996
     (``POSIX.1'') に適合しています。

歴史
     getlogin() システムコールは、4.4BSD ではじめて登場しました。getlogin_r()
     の返り値は、ISO/IEC 9945-1:1996 (``POSIX.1'') に準拠するように、FreeBSD
     の初期のバージョンから変更されました。

バグ
     システムの初期のバージョンで、getlogin() は、プロセスがログイン端末と関連
     していないなら、失敗しました。(setlogin() を使用する) 現在の実装によっ
     て、getlogin は、プロセスに制御端末がないときでさえ、成功することができま
     す。システムの初期のバージョンで、getlogin() によって返された値は、ユーザ
     ID をチェックせずに信頼できませんでした。移植性のあるプログラムは、たぶ
     ん、まだこのチェックを行っているはずです。

FreeBSD 11.2                     June 9, 1993                     FreeBSD 11.2

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