FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | サポートされるコマンド | 環境変数 | 関連ファイル | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者
CHIO(1)                 FreeBSD 一般コマンドマニュアル                 CHIO(1)

名称
     chio -- メディアチェンジャ制御ユーティリティ

書式
     chio [-f changer] command [-<flags>] arg1 arg2 [arg3 [...]]

解説
     chio ユーティリティは、テープと光ディスクのジュークボックスで見られるもの
     のようなメディアチェンジャの操作を制御するために使用されます。

     オプションは、次の通りです:

     -f changer
             デフォルトのデバイス /dev/ch0 ではなくデバイス changer (チェン
             ジャ) を使用します。

     メディアチェンジャ装置は、elements (要素) で構成されています。次の 5 つの
     要素タイプがあります: picker (メディア転送)、slot (記憶域)、portal (イン
     ポート/エクスポート)、drive (データ転送)、と voltag (ボリューム識別子に
     よって選択する)。voltag 擬似要素タイプは、それらのボリュームタグ (一般的
     にテープのバーコード) によってテープの選択を許可します。

     このコマンド記述で、省略表現 ET は、要素タイプを表わすために使用され、EU
     は、要素のユニットを表わすために使用されます。例えば、チェンジャの最初の
     ロボットアームを表わすために、ET は、``picker'' となり、EU は、``0'' とな
     ります。

サポートされるコマンド
     move <from ET> <from EU> <to ET> <to EU> [inv]
             <from ET/EU> から <to ET/EU> にメディアユニットを移動します。オプ
             ションの修飾子 inv が指定されるなら、メディアユニットは、挿入の前
             に裏返しされます。

     exchange <src ET> <src EU> <dst1 ET> <dst1 EU> [<dst2 ET> <dst2 ET>]
             [inv1] [inv2]
             メディアユニットの交換操作を行ないます。<src ET/EU> のメディアユ
             ニットは、<dst1 ET/EU> に移動され、<dst1 ET/EU> の以前のメディア
             ユニットは、<dst2 ET/EU> に移動されます。単純な交換の場合に、
             <dst2 ET/EU> は、省略され、値 <src ET/EU> は、それらの場所で使用
             されます。オプションの修飾子 inv1inv2 は、メディアユニットが
             それぞれ、<dst1 ET/EU><dst2 ET/EU> に挿入する前に、裏返しにさ
             れるかどうかを指定します。

             すべてのメディアチェンジャが exchange (交換) 操作をサポートすると
             は限らないことに注意してください。チェンジャは、複数の空きの
             picker があるか、または一時的な記憶域で複数の空きの picker をエ
             ミュレートしなければなりません。

     return <from ET> <from EU>
             そのソース要素にメディアユニットを返します。このコマンドは、指定
             されたメディアユニットの状態を問い合わせ、そのソース属性で指定さ
             れた要素にそれを移動します。これは、ドライブまたはポータルから、
             チェンジャの以前の要素にメディアを返す便利な方法です。

     position <to ET> <to EU> [inv]
             <to ET/EU> によって記述された要素の前の picker を位置付けます。オ
             プションの修飾子 inv が指定されるなら、メディアユニットは、挿入の
             前に裏返しにされます。

             このコマンドを発行するとき、すべてのチェンジャが予想通りに振る舞
             うとは限らないことに注意してください。

     params  チェンジャのスロット、ドライブ、picker と portal の数、とチェン
             ジャが現在使用するために設定されている、どの picker ユニットかを
             報告します。

     getpicker
             チェンジャが現在使用するために設定されている、どの picker ユニッ
             トかを報告します。

     setpicker <unit>
             picker <unit> を使用するためにチェンジャを設定します。

     ielem [<timeout>]
             チェンジャで INITIALIZE ELEMENT STATUS 操作を実行します。オプショ
             ンの <timeout> パラメータは、操作のために秒単位でタイムアウトを指
             定するために与えられます。これは、操作がバグの多いファームウェア
             または似たもののために異常に長くかかるなら、使用されます。

     voltag [-fca] <ET> <EU> [<label>] [<serial>]
             メディアチェンジャの要素のためにボリュームタグを変更します。この
             コマンドは、小数のメディアチェンジャによってのみサポートされま
             す。それがデバイスにサポートされないなら、このコマンドを使用する
             ことは、通常、コンソールの "Invalid Field in CDB" エラーメッセー
             ジの結果となります。

             -c フラグが指定されるなら、指定された要素のボリュームタグは、クリ
             アされます。-f フラグが指定されるなら、ボリュームタグは、たとえボ
             リュームタグが、要素のために既に定義されていても、指定されたボ
             リュームタグに入れ替えられます。それは、既に定義されたボリューム
             タグ情報がある要素のためにラベルを設定しようと試みるとき、-f フラ
             グを指定しないためのエラーです。

             コマンドは、主要なボリュームタグ、または -a フラグが与えられるな
             ら、代替のボリュームタグで動作します。

     status [-vVsSbIa] [<type>]
             チェンジャのすべての要素の状態を報告します。<type> が指定されるな
             ら、タイプ <type> のすべての要素の状態を報告します。

     -v      もしあるなら、ロードされたメディアごとに主要なボリュームタグを印
             刷 (表示) します。ボリュームタグは、``<LABEL:SERIAL>'' として印刷
             (表示) されます。

     -V      もしあるなら、ロードされたメディアごとに代替のボリュームタグを印
             刷 (表示) します。

     -s      追加のセンスコードと要素ごとの追加のセンスコード修飾子を印刷 (表
             示) します。

     -S      要素ごとに要素のソースアドレスを印刷 (表示) します。

     -b      要素ごとの SCSI バス情報を印刷 (表示) します。この情報は、ドライ
             ブに対してのみ有効であることに注意してください。

     -I      要素ごとに内部の要素アドレスを印刷 (表示) します。内部の要素アド
             レスは、通常、このドライバで使用されません。それは、診断目的のた
             めだけに報告されます。

     -a      (-vVsSba でのように) すべての追加情報を印刷 (表示) します。

     状態ビットは、次のように定義されています:

     FULL    要素は、メディアユニットを含んでいます。

     IMPEXP  メディアは、外部の人間の操作によって要素に置かれます。

     EXCEPT  要素は、異常な状態です。

     ACCESS  この要素のメディアは、picker によってアクセス可能です。

     EXENAB  要素は、(エクスポートされる) メディアを外部の人間のオペレータに渡
             すことをサポートします。

     INENAB  要素は、外部の人間のオペレータから (インポートされる) メディアを
             受け取ることをサポートします。

環境変数
     CHANGER  デフォルトチェンジャーは、この環境の変数を、要求されたチェン
              ジャーデバイスに設定することによって無効にされうます。

関連ファイル
     /dev/ch0  デフォルトのチェンジャデバイス

使用例
     chio move slot 3 drive 0
             スロット 3 (4 番目のスロット) のメディアをドライブ 0 (最初のドラ
             イブ) に移動します。

     chio move voltag VOLUME01 drive 0
             バーコード VOLUME01 があるメディアをドライブ 0 (最初のドライブ)
             に移動します。

     chio return drive 0
             ドライブ 0 (最初のドライブ) からテープを削除して、ラックのオリジ
             ナルの位置にそれを返します。

     chio setpicker 2
             操作のために picker 2 (3 番目のpicker ) を使用するためにチェン
             ジャを設定します。

関連項目
     mt(1), mount(8)

歴史
     chio ユーティリティは、NetBSD 1.3 で登場しました。chio は、FreeBSD 2.2 で
     はじめて登場しました。

作者
     chio プログラムと SCSI チェンジャのドライバは、And Communications、
     http://www.and.com/ のために Jason R. Thorpe <thorpej@and.com> によって書
     かれました。

     さらなる作業は、Hans Huebner <hans@artcom.de> と Steve Gunn
     <csg@waterspout.com> によって行われました。

FreeBSD 13.2                    October 5, 2016                   FreeBSD 13.2

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