日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
ID(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル ID(1)
名称
id -- ユーザ識別を返す
書式
id [user]
id -A
id -G [-n] [user]
id -M
id -P [user]
id -c
id -g [-nr] [user]
id -p [user]
id -u [-nr] [user]
解説
id ユーティリティは、呼び出しているプロセスのユーザ名とグループ名と数値
ID を標準出力に表示します。実 ID と実効 ID が異なるなら、両方が、表示され
て、そうでなければ、実 ID だけが表示されます。
user (ログイン名またはユーザ ID) が指定されるなら、そのユーザのユーザ ID
とグループ ID が表示されます。この場合に、実 ID と実効 ID は、同じである
と仮定されます。
オプションは、次の通りです:
-A 特権を必要とする、プロセス監査ユーザ ID と他のプロセス監査プロパ
ティを表示します。
-G 特定の順序でななく、空白類で区切られた数値として、異なったグルー
プ ID (実効、実と補助) を表示します。
-M 現在のプロセスの MAC ラベルを表示します。
-P パスワードファイルのエントリとして ID を表示します。
-a 他の id 実装との互換性のために無視されます。
-c 現在のログインクラスを表示します。
-g 数値として実効グループ ID を表示します。
-n 数値の代わりに -G, -g と -u オプションのためにユーザ ID またはグ
ループ ID の名前を表示します。ID の数値のいずれかが名前にマップす
ることができないなら、数値は、いつものように表示されます。
-p 出力を人間に読み込み可能とします。getlogin(2) によって返された
ユーザ名が、ユーザ ID によって参照されるログイン名と異なるなら、
getlogin(2) によって返された名前は、キーワード ``login'' が先行し
て、表示されます。名前としてユーザ ID は、キーワード ``uid'' が先
行して、表示されます。実効ユーザ ID が実ユーザ ID と異なるなら、
実ユーザ ID は、キーワード ``euid'' が先行して名前として表示され
ます。実効グループ ID が実グループ ID と異なるなら、実グループ ID
は、キーワード ``rgid'' が先行して名前として表示されます。そし
て、ユーザが属しているグループのリストは、キーワード ``groups''
が先行して名前として表示されます。それぞれ、個別の行に表示されま
す。
-r 実効 ID の代わりに -g と -u オプションのために実 ID を表示しま
す。
-u 数値として実効ユーザ ID を表示します。
終了ステータス
ユーティリティ id は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了しま
す。
関連項目
who(1)
規格
id 関数は、IEEE Std 1003.2 (``POSIX.2'') に適合するはずです。
歴史
歴史的な groups(1) コマンドは、``id -Gn [user]'' と同様です。
歴史的な whoami(1) コマンドは、``id -un'' と同等です。
id コマンドは、4.4BSD で登場しました。
FreeBSD 12.4 March 5, 2011 FreeBSD 12.4