日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
CDCONTROL(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル CDCONTROL(1)
名称
cdcontrol -- コンパクトディスク制御ユーティリティ
書式
cdcontrol [-sv] [-f device] [command ...]
解説
cdcontrol ユーティリティは、CD ドライブのオーディオ機能を制御するプログラ
ムです。デバイスは、cd0 のような名前です。
command が与えられないなら、cdcontrol は、標準入力からコマンドを読み込ん
で、対話型モードに入ます。
次のオプションが利用可能です:
-s サイレント (静かな) モード。テーブルヘッダと人間に読み込み可能な
コメントを印刷 (表示) しません。
-v 冗長なモード。できるだけ多くの情報を印刷 (表示) します。
-f device
/dev/cd0 のようなデバイスを指定します。絶対パスと /dev ファイル名
への相対パスの両方が指定できます。-f オプションは、CDROM を上書き
します。CDROM も -f オプションのいずれも指定されないなら、
cdcontrol は、最初に /dev/cdrom をオープンして、次に /dev/cd0 を
オープンすることを試みます。
利用可能なコマンドは、以下にリストされています。コマンドをユニークに識別
するために必要とされる文字だけ指定される必要があります。単語 play を省略
することができます、または文字 + と - を next と prev の代わりに使用する
ことができます。
play first_track [last_track]
first_track から last_track までを再生します。最初のトラックに
は、番号 1 となります。すべての場合は、省略することができます。
play start_m:start_s.start_f [end_m:end_s.end_f]
分単位の start_m 秒単位の start_s と start_f (フレーム番号) に
よって定義された絶対アドレス (MSF) から分単位の end_m 秒単位の
end_s と end_f (フレーム番号) によって定義された絶対アドレスまで
再生します。分は、範囲 0-99 です。秒は、範囲 0-59 です。フレーム
番号は、範囲 0-74 です。
play [#start_block [length]]
length 論理的ブロックを使用して、論理的なブロック start_block か
ら始めて再生します。
next [tracks]
トラックの数を前方にスキップします (デフォルト 1)。
prev [tracks]
トラックの数を後方にスキップします (デフォルト 1)。
pause 再生を停止します。ディスクを停止しません。
resume 再生を再開します。pause コマンドの後に使用されます。
stop ディスクを停止します。
eject ディスクを (イジェクト) 取り出します。
close ディスクを投入します。
volume status volume (状態ボリューム) コマンドと同じです。
volume level
両方のチャネルのボリュームを level に設定します。許可された値は、
範囲 0-255 です。
volume left_channel right_channel
左のチャネルのボリュームを left_channel に、右のチャネルのボ
リュームを right_channel に設定します。許可された値は、範囲 0-255
です。
volume mute
音を消します。
volume mono
mono (モノラル) モードに設定します。
volume stereo
ステレオモードに設定します。
volume left
左と右のチャネルの両方で左のサブトラックを再生します。
volume right
左と右のチャネルの両方で右のサブトラックを再生します。
info 目次を印刷 (表示) します。
status [audio | media | volume]
ディスクに関する次の情報を印刷 (表示) します:
audio 現在の再生状態と位置。
media 現在のメディアカタログ状態。
volume 左と右のチャネルのためのボリュームの現在の値。
cdid CDDB プロジェクト (http://www.cddb.org/) によって使用される方法を
使用して CD のシリアル番号を表示します。
help 利用可能なコマンドのリストを印刷 (表示) します。
debug on
CD デバイスドライバのデバッグモードを有効にします。
debug off
ドライバのデバッグモードを無効にします。
reset デバイスのハードウェアリセットを実行します。
set msf
minute-second-frame (分秒フレーム) ioctl モード (デフォルト) に設
定します。
set lba
LBA ioctl モードに設定します。
speed s
ドライブがデータを読み込むために使用するべき最も高いスピードに設
定します。単位は、単一のスピード CDROM の倍数です (150KB/s)。ドラ
イブの最も速いスピードを使用するために ``max'' (最高) を指定しま
す。
quit プログラムを終了します。
環境変数
次の環境変数は、cdcontrol の実行に影響します:
CDROM -f オプションで指定されないなら、使用する CD デバイス。
CDPLAY, CD_DRIVE, DISC, MUSIC_CD
これらの変数は、CDROM が好まれ推奨されていません。
関連ファイル
/dev/cd0
歴史
cdcontrol コマンドは、FreeBSD 2.1 で登場しました。
作者
Jean-Marc Zucconi
Andrey A. Chernov
Serge V. Vakulenko
FreeBSD 12.4 August 25, 2016 FreeBSD 12.4