FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 関連ファイル | 使用例 | 関連項目 | 作者
SSH-KEYSCAN(1)          FreeBSD 一般コマンドマニュアル          SSH-KEYSCAN(1)

名称
     ssh-keyscan -- SSH 公開鍵を収集する

書式
     ssh-keyscan [-46cDHv] [-f file] [-p port] [-T timeout] [-t type]
                 [host | addrlist namelist]

解説
     ssh-keyscan は、多くのホストの SSH ホスト公開鍵を収集するためのユーティリ
     ティです。それは、ssh_known_hosts ファイルを構築し、検証することを手助け
     するように設計され、その形式は、sshd(8) に文書化されています。ssh-keyscan
     は、シェルと perl スクリプトでの使用に適している最小のインタフェースを提
     供しています。

     ssh-keyscan は、並列にできるだけ多くのホストと通信するためにノンブロッキ
     ング (non-blocking) ソケット I/O を使用するので、それは、非常に効率的で
     す。いくつかのホストがダウンしているか、または sshd(8) を実行していないと
     きでさえ、1,000 のホストのドメインからの鍵を、数十秒で収集することができ
     ます。スキャンのために、スキャンされているマシンへのログインアクセスを必
     要としませんし、スキャンしているプロセスは、あらゆる暗号化を必要としませ
     ん。

     オプションは、次の通りです:

     -4      ssh-keyscan は、強制的に IPv4 アドレスのみを使用します。

     -6      ssh-keyscan は、強制的に IPv6 アドレスのみを使用します。

     -c      平易な鍵の代わりにターゲットホストから証明書を要求します。

     -D      SSHFP DNS レコードとして見つけられた鍵を印刷 (表示) します。デ
             フォルトは、ssh(1) known_hosts ファイルとして使用可能な形式で鍵を
             印刷 (表示) することです。

     -f file
             この file からホストまたは ``addrlist namelist'' のペアを 1 行ご
             とに 1 つ読み込みます。`-' がファイル名の代わりに供給されるなら、
             ssh-keyscan は、標準入力から読み込みます。入力は、次の形式が期待
             されます:

             1.2.3.4,1.2.4.4 name.my.domain,name,n.my.domain,n,1.2.3.4,1.2.4.4

     -H      出力のホスト名とアドレスをすべてハッシュします。ハッシュされた名
             前は、通常 ssh(1)sshd(8) によって使用されますが、ファイルの内
             容が開示されるならば、それらは、識別する情報を明らかにしません。

     -p port
             リモートホストで port に接続します。

     -T timeout
             接続の試みのためのタイムアウトを設定します。ホストへの接続が開始
             されてから、または最後にホストから何かが読み込まれてから、timeout
             秒が経過しているなら、接続は、クローズされ、問題のホストは、利用
             不可能とみなされます。デフォルトは、5 秒です。

     -t type
             スキャンされたホストから取り出される鍵のタイプを指定します。指定
             できる値は、``dsa'', ``ecdsa'', ``ed25519'' または ``rsa'' です。
             複数の値は、コンマでそれらを区切ることによって指定されます。デ
             フォルトは、``rsa'', ``ecdsa'' と ``ed25519'' 鍵を取って来ること
             です。

     -v      冗長なモード: 進行に関するデバッグのメッセージを印刷 (表示) しま
             す。

     ssh_known_hosts ファイルが鍵を検証せずに ssh-keyscan を使用して構築される
     なら、ユーザは、man in the middle (介入者) 攻撃を受けやすくなります。他方
     では、セキュリティモデルがそのような危険を放置するなら、ssh-keyscan は、
     ssh_known_hosts ファイルが作成された後に、開始された不正に変更された鍵
     ファイルまたは仲介者 (man in the middle) 攻撃の検出を助けることができま
     す。

関連ファイル
     /etc/ssh/ssh_known_hosts

使用例
     マシン hostname のための RSA ホスト鍵を印刷 (表示) します:

           $ ssh-keyscan -t rsa hostname

     ソートされたファイル ssh_known_hosts に新しいホストまたはホストと異なった
     鍵がある、ファイル ssh_hosts からすべてのホストを見つけるためには、次の通
     りです:

           $ ssh-keyscan -t rsa,dsa,ecdsa,ed25519 -f ssh_hosts | \
                   sort -u - ssh_known_hosts | diff ssh_known_hosts -

関連項目
     ssh(1), sshd(8)

     Using DNS to Securely Publish Secure Shell (SSH) Key Fingerprints, RFC
     4255, 2006.

作者
     David Mazieres <dm@lcs.mit.edu> は、最初のバージョンを書き、Wayne Davison
     <wayned@users.sourceforge.net> は、プロトコルバージョン 2 のためのサポー
     トを追加しました。

FreeBSD 12.2                     March 5, 2018                    FreeBSD 12.2

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