FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連ファイル | 診断 | 関連項目 | 歴史 | バグ
LPR(1)                  FreeBSD 一般コマンドマニュアル                  LPR(1)

名称
     lpr -- オフライン印刷

書式
     lpr [-Pprinter] [-#num] [-C class] [-J job] [-L locale] [-T title]
         [-U user] [-Z daemon-options] [-i numcols] [-1234 font] [-w num]
         [-cdfghlnmprstv] [name ...]

解説
     lpr ユーティリティは、設備 (プリンタ) が利用可能になるとき、指定された
     ファイルを印刷するために、スプールデーモンを使用します。名前が現れないな
     ら、標準入力が仮定されます。

     次の単一の文字のオプションは、ファイルが標準のテキストファイルではないこ
     とをラインプリンタのスプーラに通知するために使用されます。スプールデーモ
     ンは、それに応じたデータを印刷するために、適切なフィルタを使用します。す
     べてのスプーラがすべてのデータタイプのためのフィルタを実装しているとは限
     らず、いくつかのサイトは、ここに説明したものより他の目的のために、これら
     のタイプを使用することに注意してください。

     -d      ファイルは、TeX 植字システムから DVI 形式のデータを含むように仮定
             されます。

     -f      各行の最初の文字を標準の FORTRAN のキャリッジ制御文字として解釈す
             るフィルタを使用します。

     -l      制御文字が印刷されることを可能にし、ページの区切りを抑制するフィ
             ルタを使用します。

     -p      ファイルを書式化する pr(1) を使用します。

     次のオプションは、歴史的であり、FreeBSD に含められているあらゆるソフト
     ウェアによって直接サポートしません。

     -c      ファイルは、cifplot(1) によって生成されるデータを含むように仮定さ
             れます。

     -g      ファイルは、UNIX plot(3) ルーチンによって生成されるように標準の
             plot データを含むように仮定されます。

     -n      ファイルは、ditroff (デバイス独立の troff) からデータを含むように
             仮定されます。

     -t      ファイルは、UNIX troff(1) の古いバージョンから C/A/T 写真植字機コ
             マンドを含むように仮定されます。

     -v      ファイルは、Benson Varian のようなデバイスのためのラスタイメージ
             を含むように仮定されます。

     これらのオプションは、印刷ジョブの処理に適用します:

     -P      特有のプリンタに出力を強制します。通常、デフォルトのプリンタが、
             使用される (サイト依存) か、または、環境変数 PRINTER の値が使用さ
             れます。

     -h      バーストページの印刷を抑制します。

     -m      終了時にメールを送信します。

     -r      スプールの完了時または (-s オプションで) 印刷の終了時にファイルを
             削除します

     -s      シンボリックリンクを使用します。通常、ファイルは、スプールディレ
             クトリにコピーされます。-s オプションは、それらをコピーしようと試
             みるのではなく、データファイルをリンクするために、symlink(2) を使
             用するので、大きなファイルが印刷できます。これは、それらが印刷さ
             れるまでファイルが修正されるか、または削除されるべきではないこと
             を意味しています。

     残りのオプションは、コピー、ページの表示とヘッダに適用します:

     -#num   数量 num は、指定された各ファイルで要求されたコピーの数です。例え
             ば、

                   lpr -#3 foo.c bar.c more.c
             は、ファイル foo.c の 3 つのコピーを行ない、ファイル bar.c の 3
             つのコピーが続いている、等の結果となります。他方で、

                   cat foo.c bar.c more.c | lpr -#3

             は、ファイルの連結された 3 つのコピーを与えます。しばしば、サイト
             は、代わりに写真複写機の使用を促す、この機能を無効にします。

     -[1234] font
             フォント位置 i に組み込まれる font を指定します。デーモンは、フォ
             ントパス名を参照している .railmag ファイルを構成します。

     -C class
             バーストページで使用するジョブの分類。例えば、

                   lpr -C EECS foo.c

             これによって、(hostname(1) によって返される名前) システム名前は、
             EECS によってバーストページで置き換えられ、ファイル foo.c を印刷
             します。

     -J job  バーストページで印刷するジョブ名。通常、最初のファイルの名前が使
             用されます。

     -L locale
             環境変数で見つかったものの代わりに引数として指定される locale を
             使用します。(pr(1) を通してフィルタリングすることは、-p オプショ
             ンを使用して要求されるときのみ効果があります。)

     -T title
             ファイル名の代わりの pr(1) のためのタイトル名。

     -U user
             また、アカウントの目的のために、バーストページで印刷するユーザ
             名。このオプションは、実ユーザ ID が、デーモン (または、デーモン
             の代わりに printcap ファイルで指定される) であり、印刷フィルタが
             再びキューにいれられるジョブに望むところで、それらのインスタンス
             のために意図される場合のみ、尊重されます。

     -Z daemon-options
             LPRng のような、いくつかのスプーラは、`Z' 制御行を使用してジョブ
             ごとの追加のオプションを受け付けます。-Z が指定され、-p (pr(1))
             要求されないとき、指定された daemon-options は、リモートの LPRng
             スプーラに渡されます。

     -i numcols
             出力は、(numcols) によってインデンテーション (段付け) されます。

     -w num  pr(1) のためのページ幅として num を使用します。

環境変数
     次の環境変数が存在するなら、それは、lpr によって使用されます:

     PRINTER  代替のデフォルトのプリンタを指定します。

関連ファイル
     /etc/passwd              個人の識別。
     /etc/printcap            プリンタのケーパビリティデータベース。
     /usr/sbin/lpd            ラインプリンタのデーモン。
     /var/spool/output/*      スプールのために使用されるディレクトリ。
     /var/spool/output/*/cf*  デーモン制御ファイル。
     /var/spool/output/*/df*  "cf" ファイルで指定されたデータファイル。
     /var/spool/output/*/tf*  "cf" ファイルの一時的なコピー。

診断
     利用者が非常に大きなファイルをスプールしようと試みるなら、それは、切り詰
     められます。lpr ユーティリティは、バイナリファイルを印刷することに拒否し
     ます。root 以外のユーザがファイルを印刷し、スプールが無効にされるなら、
     lpr は、そのように記述するメッセージを印刷し、ジョブをキューに入れませ
     ん。ローカルマシンの lpd(8) との接続が行なうことができないなら、lpr は、
     デーモンを開始することができなかったことを表示します。診断は、lpd(8) に
     よって失われたスプールのファイルに関してデーモンのログファイルで印刷され
     ます。

関連項目
     lpq(1), lprm(1), pr(1), symlink(2), printcap(5), lpc(8), lpd(8)

歴史
     lpr コマンドは、3BSD で登場しました。

バグ
     troff(1) と TeX のためのフォントは、プリンタが接続されているホストにあり
     ます。現在、ローカルなフォントライブラリを使用することができません。

     `Z' 制御ファイル行は、2 つの異なった目的のために使用されます。標準の
     FreeBSD lpd(8) のために、pr(1) に渡されるロケールを指定します。LPRng
     lpd(8) のために、スプーラの入力と出力フィルタよって解釈される追加のオプ
     ションを指定します。lpr を通してジョブを提出するとき、-p -L locale は、前
     者のコンテキストで使用され、-Z daemon-options は、後者で使用されます。

FreeBSD 12.1                     June 6, 1993                     FreeBSD 12.1

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