日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
XO(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル XO(1)
名称
xo -- 書式文字列と引数に基づいた書式化された出力を発行する
書式
xo [-options] [argument...]
解説
xo ユーティリティは、libxo ライブラリの機能へのコマンド行のアクセスを許可
します。xo を使用して、シェルスクリプトは、テキスト出力を発行する同じコマ
ンドを使用して、XML, JSON または HTML を発行することができます。
--close path
与えられたパスのためのタグをクローズします
--depth num
清書 (pretty printing) のために深さを設定します
--help ヘルプテキストを表示します
-H | --html
HTML 出力を生成します
-J | --json
JSON 出力を生成します
--leading-xpath path
接頭辞を生成された XPath に追加します (HTML)
--open path
与えられたパスのためのタグをオープンします
-p | --pretty
'きれいな' 出力 (インデント、改行を追加) を行います
--style style
与えられたスタイル (xml、json、テキスト、html) を生成します
-T | --text
テキスト出力 (デフォルトのスタイル) を生成します
--version
バージョン情報を表示します
-W | --warn
stderr にテキストの警告を表示します
--warn-xml
stdout に xml の警告を表示します
--wrap path
1 組のコンテナで出力をラップします
-X | --xml
XML 出力を生成します
--xpath
XPath データを HTML 出力に追加します
xo ユーティリティは、xo_emit(3) に適している書式文字列を受け付け、1 組の
0 以上の引数は、その文字列のためにデータを供給するため使用されます。
さらに、xo は、xo_options(7) にリストされた libxo オプションのいずれも受
け付けます。
使用例
この例で、xo は、テキストでエンコードされた同じデータを出力するために使用
され、次に、"-p" (pretty; きれい)、と "-X" (XML 出力) フラグを追加するこ
とによって XML で、使用されます:
% xo 'The {:product} is {:status}\n' stereo "in route"
The stereo is in route
% xo -p -X 'The {:product} is {:status}\n' stereo "in route"
<product>stereo</product>
<status>in route</status>
この例で、xo コマンドからの出力は、いくつかのスタイルで表示されます:
xo "The {k:name} weighs {:weight/%d} pounds.\n" fish 6
TEXT:
The fish weighs 6 pounds.
XML:
<name>fish</name>
<weight>6</weight>
JSON:
"name": "fish",
"weight": 6
HTML:
<div class="line">
<div class="text">The </div>
<div class="data" data-tag="name">fish</div>
<div class="text"> weighs </div>
<div class="data" data-tag="weight">6</div>
<div class="text"> pounds.</div>
</div>
特定の階層で発行された内容をラップするために --wrap <path> オプションを使
用することができます。パスは、'/' 文字によって区切られた 1 組の階層構造の
名前です。
xo --wrap top/a/b/c '{:tag}' value
XML:
<top>
<a>
<b>
<c>
<tag>value</tag>
</c>
</b>
</a>
</top>
JSON:
"top": {
"a": {
"b": {
"c": {
"tag": "value"
}
}
}
}
一致するクローズとオープンされたタグのない階層構造の情報を発行するために
--open <path> と --close <path> を使用することができます。これによって、
シェルスクリプトは、オープンしたタグ、データを発行することができ、次に、
タグをクローズすることができます。--depth オプションは、インデンテーショ
ン (段付け) のために深さを設定するために使用されます。--leading-xpath
は、HTML 出力スタイルのために使用される XPath 値にデータを先頭に追加する
ために使用されます。
#!/bin/sh
xo --open top/data
xo --depth 2 '{tag}' value
xo --close top/data
XML:
<top>
<data>
<tag>value</tag>
</data>
</top>
JSON:
"top": {
"data": {
"tag": "value"
}
}
関連項目
libxo(3), xo_emit(3), xo_options(7)
歴史
libxo ライブラリは、FreeBSD 11.0 ではじめて登場しました。
作者
libxo は、Phil Shafer <phil@freebsd.org> によって書かれました。
FreeBSD 11.2 December 4, 2014 FreeBSD 11.2