日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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SCRIPT(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル SCRIPT(1) 名称 script -- 端末セッションのタイプスクリプト (typescript) を行う 書式 script [-adfkpqr] [-F pipe] [-t time] [file [command ...]] 解説 script ユーティリティは、利用者の端末で印刷 (表示) されたすべてのタイプス クリプト (typescript) を行います。訳注: タイプスクリプトは、タイプ、表示 したものを記録する。後で lpr(1) でタイプスクリプトファイルを印刷すること ができるように、宿題の証拠として対話型セッションのハードコピーの記録を必 要とする学生に役に立ちます。 引数 file が与えられるなら、script は、file にすべての対話を保存します。 ファイル名が与えられないなら、タイプスクリプトは、ファイル typescript に 保存されます。 引数 command が与えられるなら、script は、対話型のシェルの代わりにオプ ションの引数ベクタがある指定されたコマンドを実行します。 次のオプションが利用可能です: -a 以前の内容を残して、出力を file または typescript に追加します。 -d -p フラグがあるセッションを再生するとき、タイムスタンプが付けられ ているセッションを再生する場合に、レコード間でスリープしません。 -F pipe 各書き込みの後に直ちに出力をフラッシュします。これによって、ユー ザは、mkfifo(1) を使用して、名前付きパイプを作成することができ、 別のユーザは、cat(1) のようなユーティリティを使用して、ライブセッ ションを観察できます。 -f filemon(4) を使用して file.filemon または typescript.filemon を作 成します。 -k 出力に加えてプログラムに送られたキーもログ記録します。 -p -r フラグで記録されたセッションをリアルタイムで再生します。 -q 静かな (quiet) モードで実行し、開始、停止とコマンド状態メッセージ を省略します。 -r 入力、出力とタイムスタンプがあるセッションを記録します。 -t time スクリプト出力ファイルがディスクにフラッシュされる間隔を秒単位で 指定します。0 の値によって、script は、すべての文字 I/O イベント の後にフラッシュします。デフォルトの間隔は、30 秒です。 スクリプト (記録) は、フォークされたシェル (またはコマンド) が (Bourne シェル (sh(1)) を終了するために control-D で、または C シェル csh(1) に対 しては、(ignoreeof が設定されていないなら) exit, logout または control-D で) 終了するとき終ります。 vi(1) のような特定の対話コマンドは、タイプスクリプト (typescript) ファイ ルにゴミを作成します。script ユーティリティは、画面を操作しないコマンドで 役に立ちます。結果は、指定可能なものではなく、ハードコピー端末をエミュ レートするように作られています。 環境変数 次の環境変数が script によって利用されます: SCRIPT SCRIPT 環境変数は、サブシェルに追加されます。SCRIPT が既にユーザ環 境に存在したなら、その値は、サブシェルの中に上書きされます。SCRIPT の値は、typescript ファイルの名前です。 SHELL 変数 SHELL が存在するなら、script によってフォーク (fork) される シェルは、そのシェルとなります。SHELL が設定されていないなら、 Bourne シェルと想定されます。(ほとんどのシェルは、この変数を自動的 に設定します)。 関連項目 csh(1) (history メカニズムに関して) filemon(4) 歴史 script コマンドは、3.0BSD で登場しました。 -d, -p と -r オプションは、NetBSD 2.0 ではじめて登場し、FreeBSD 9.2 に移 植されました。 バグ script ユーティリティは、ラインフィードとバックスペースを含めて、ログファ イルにすべてを記録します。これは、純粋なユーザが期待するものではありませ ん。 引数の解析互換性の問題のためにスクリプトファイルを指定せずに、コマンドを 指定することはできません。 -k モードで実行するとき、エコー消去 (echo cancelling) は、理想から程遠い ことです。スレーブ端末モードは、手動のエコーのログ記録を回避するとき、 チェックするために ECHO モードがチェックされます。これは、実行されている プログラムが手動エコーを行っているところで、端末が raw モードであるとき、 動作しません。 script が端末から 0 バイトを読み込むなら、読み込むデータがあるまで、1 秒 に 1 回、読み込みを試みるときのみ、モードを切り替えます。これは、script が、0 バイトの読み込みで空回りすることを防ぎますが、ユーザ入力の処理で 1 秒の遅れを引き起こすかもしれません。 FreeBSD 11.2 December 4, 2013 FreeBSD 11.2