FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連項目
KINIT(1)                FreeBSD 一般コマンドマニュアル                KINIT(1)

名称
     kinit -- 初期チケットを獲得する

書式
     kinit [--afslog] [-c cachename | --cache=cachename] [-f | --no-
           forwardable] [-t keytabname | --keytab=keytabname] [-l time |
           --lifetime=time] [-p | --proxiable] [-R | --renew] [--renewable]
           [-r time | --renewable-life=time] [-S principal |
           --server=principal] [-s time | --start-time=time] [-k | --use-
           keytab] [-v | --validate] [-e enctypes | --enctypes=enctypes] [-a
           addresses | --extra-addresses=addresses] [--password-file=filename]
           [--fcache-version=version-number] [-A | --no-addresses]
           [--anonymous] [--enterprise] [--version] [--help]
           [principal [command]]

解説
     kinitprincipal として Kerberos サーバを認証するために使用されるか、ま
     たはなにも与えられないなら、システムは、デフォルト (通常、デフォルトのレ
     ルムでの利用者のログイン名) を生成し、後で他のサービスのためのチケットを
     取得するために使用することができるチケット許諾チケットを獲得します。

     サポートされるオプションは、次の通りです:

     -c cachename --cache=cachename
             デフォルト以外の、獲得したチケットを入れる資格証明キャッシュ。

     -f --no-forwardable
             別のホストに転送することができるチケットを取得するか、または否定
             のフラグが使用するなら、転送可能なフラグを取得しません。

     -t keytabname, --keytab=keytabname
             パスワードを要求しませんが、代わりに指定されたキータブ (keytab)
             からキーを取得します。

     -l time, --lifetime=time
             チケットの存続期間を指定します。引数は、秒単位、または `1h' のよ
             うな、より人間に読み込み可能な文字列で指定できます。

     -p, --proxiable
             プロキシ可能なフラグ設定でチケットを要求します。

     -R, --renew
             チケットを更新するように試みます。チケットは、`更新可能な' フラグ
             設定がなければならなくて、期限切れであってはなりません。

     --renewable
             無限の時間がある --renewable-life と同様です。

     -r time, --renewable-life=time
             最大の更新可能なチケットの存続期間。

     -S principal, --server=principal
             krbtgt/LOCAL.REALM 以外のサービスのためのチケットを取得します。

     -s time, --start-time=time
             未来に向けて有効な (実際に `1h') のように一般的な時間を指定できま
             す) time 秒で始めるチケットを取得します。

     -k, --use-keytab
             --keytab と同じですが、デフォルトのキータブ名を (通常、
             FILE:/etc/krb5.keytab) を使用します。

     -v, --validate
             無効のチケットの認証を試みます。

     -e, --enctypes=enctypes
             この特定の enctype でチケットを要求します。

     --password-file=filename
             filename の最初の行からパスワードを読み込みます。filenameSTDIN であるなら、パスワードは、標準入力から読み込まれます。

     --fcache-version=version-number
             バージョン version-number の資格証明キャッシュを作成します。

     -a, --extra-addresses=enctypes
             チケットに入れられた状態で、システムのローカルアドレスに追加され
             る 1 組のアドレスを追加します。使用できるクライアントのすべてのア
             ドレスを自動的に見つけ出すことができないなら、これは、役に立ちま
             す。その一例は、クライアントがファイアウォールの後ろある場合で
             す。また、krb5.conf(5) の libdefaults/extra_addresses によって設
             定可能です。

     -A, --no-addresses
             アドレスなしでチケットを要求します。

     --anonymous
             匿名のチケットを要求します (匿名のチケットは、匿名のプリンシパ
             ル、一般的に ``anonymous@REALM'' へ発行されるチケットを意味しま
             す)。

     --enterprise
             エンタープライズ (KRB5-NT-ENTERPRISE) 名としてプリンシパルを解析
             します。エンタープライズ名は、プリンシパルの名前の部分で格納され
             るプリンシパルのような電子メールで、2 つの @ 文字があるので、パー
             サ (parser) は、最初がレルムでないことを知る必要があります。エン
             タープライズ名の一例は、``lha@e.kth.se@KTH.SE'' で、このオプショ
             ンは、KDC から返されたプリンシパルが一般に、実際のプリンシパル名
             となるように、通常、正規化されて使用されます。

     --afslog
             AFS チケットを取得し、それらをバージョン 4 形式に変換して、カーネ
             ルにそれらを格納します。利用者が AFS を所有している場合のみ、役に
             立ちます。

     forwardable, proxiable, ticket_liferenewable_life オプションを、
     krb5.conf の appdefaults セクション (krb5_appdefault(3) 参照) のデフォル
     ト値に設定することができます。

     command が与えられるなら、kinit は、新しい資格証明のキャッシュと AFS PAG
     をセットアップして、与えられたコマンドを実行します。終了するとき、資格証
     明は、削除されます。

環境変数
     KRB5CCNAME
             デフォルトの資格証明キャッシュを指定します。

     KRB5_CONFIG
             デフォルトが、/etc/krb5.conf である、krb5.conf のファイル名。

     KRBTKFILE
             バージョン 4 のチケットを格納するために Kerberos 4 のチケットファ
             イルを指定します。

関連項目
     kdestroy(1), klist(1), krb5_appdefault(3), krb5.conf(5)

HEIMDAL                         April 25, 2006                         HEIMDAL

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索