FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 終了ステータス | 関連項目 | 規格 | 歴史
CKSUM(1)                FreeBSD 一般コマンドマニュアル                CKSUM(1)

名称
     cksum, sum -- ファイルのチェックサムとブロックカウントを表示する

書式
     cksum [-o 1 | 2 | 3] [file ...]
     sum [file ...]

解説
     cksum ユーティリティは、各入力ファイルに対して 3 つの空白類で区切られた
     フィールドを標準出力に書き込みます。これらのフィールドは、チェックサム
     CRC、ファイルのオクテットの合計数とファイル名です。ファイル名が指定されて
     いなりなら、標準入力が使用され、ファイル名が、書き込まれます。

     sum ユーティリティは、下記に記述されているように、歴史的なアルゴリズム 1
     を使用するデフォルトを除いて、cksum ユーティリティと同一です。それは、互
     換性のためだけに提供されています。

     オプションは、次の通りです:

     -o      (より優れた) デフォルトのアルゴリズムの代わりに歴史的なアルゴリズ
             ムを使用します。

             アルゴリズム 1 は、sum(1) アルゴリズムとして歴史的な BSD システ
             ム、と -r オプションを使用するとき、sum(1) アルゴリズムとしての歴
             史的な AT&T System V UNIX システムによって使用されるアルゴリズム
             です。これは、各追加の前に、右回転がある 16 ビットのチェックサム
             です。オーバフローは、廃棄されます。

             アルゴリズム 2 は、デフォルトの sum(1) アルゴリズムとして歴史的な
             AT&T System V UNIX システムによって使用されるアルゴリズムです。こ
             れは、32 ビットのチェックサムで、次のように定義されています:

                   s = sum of all bytes;
                   r = s % 2^16 + (s % 2^32) / 2^16;
                   cksum = (r % 2^16) + r / 2^16;

             アルゴリズム 3 は、一般に `32bit CRC' アルゴリズムと呼ばれるもの
             です。これは、32 ビットのチェックサムです。

             バイト単位のファイルのサイズがブロック内のファイルのサイズと置き
             換えられることを除いて、アルゴリズム 1 と 2 の両方は、デフォルト
             のアルゴリズムと同じフィールドを標準出力に書き込みます。歴史的な
             理由で、ブロックサイズは、アルゴリズム 1 のために 1024 で、アルゴ
             リズム 2 のために 512 です。部分的なブロックは、丸められます。

     使用されるデフォルトの CRC は、ネットワーク標準の ISO/IEC 8802-3:1989 の
     CRC エラーチェックのために使用される多項式に基づいています。CRC チェック
     サムのエンコードは、次の生成多項式によって定義されます:

           G(x) = x^32 + x^26 + x^23 + x^22 + x^16 + x^12 +
                x^11 + x^10 + x^8 + x^7 + x^5 + x^4 + x^2 + x + 1

     数学的に、与えられたファイルに対応する CRC 値は、次の手続きによって定義さ
     れます:

           評価される n ビットは、度数 n-1 の mod 2 の多項式 M(x) の係数である
           と見なされます。これらの n ビットは、ファイルの最初のオクテットの最
           上位ビットである最上位、とオクテットの整数を達成するために (必要な
           らば) 0 ビットで詰められた、最後のオクテットの最下位ビットである最
           後のビットとともにファイルからのビットであり、最初に最下位のオク
           テットで、バイナリ値としてファイルの長さを表わす 1 つ以上のオクテッ
           トが後に続きます。この整数を表わすことができる最小のオクテット数が
           使用されます。

           M(x) は、x^32 乗じられます (すなわち、32 ビット左にシフトされま
           す)、31 以下の度数の剰余 R(x) を生成して、mod 2 除算を使用して G(x)
           で割られます。

           R(x) の係数は、32 ビットのシーケンスであると見なされます。

           ビットシーケンスは、補完され、結果は、CRC です。

終了ステータス
     ユーティリティ cksum および sum は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は
     >0 で終了します。

関連項目
     md5(1)

     デフォルトの計算は、次の ACM の論文の疑似コードで与えられたものと同一で
     す。

     Dilip V. Sarwate, "Computation of Cyclic Redundancy Checks Via Table
     Lookup", Communications of the ACM, August 1988.

規格
     cksum ユーティリティは、IEEE Std 1003.2-1992 (``POSIX.2'') に適合するはず
     です。

歴史
     cksum ユーティリティは、4.4BSD で登場しました。

FreeBSD 11.2                    April 28, 1995                    FreeBSD 11.2

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